自己育成

LIFE SHIFT書評~人生100年時代の人生戦略~

投稿日:2019年7月20日 更新日:

店長力向上のすゝめ

こんばんわ!森友ゆうきです。

2016年に発売された「LIFE SHIFT~人生100年時代の人生戦略~」を読み、とても共感したため、私なりに思うことを書きます。

簡単に要約すると「これまで100歳まで生きる人は人口の1%~2%くらいであったものが、2007年生まれの人の50%が100歳まで生きることになる」ということです。

2007年生まれとは今の小学5年生くらいです。

WHOの調べでは、日本人の平均寿命は世界一で既に6万人以上が100歳を超えています。国連の統計でも2050年までに100歳以上の日本の人口は100万人を突破する見込みとの試算がでています。

先日、政府が老後資金は最低2000万必要と公表し炎上してましたが、それぐらいの額は普通に必要でしょう。

もう、私たちは単なる会社員で定年を迎えるという生き方、働き方を変えないといけないのです。


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【推薦本】「LIFE SHIFT」~人生100年時代の人生戦略~

100歳まで生きるということは、長く老後を過ごせるという意味でハッピーでもあります。

自分の社会的価値があるのであれば、本を書いたり、講演会をしたり、プログラミングで稼いだりも可能です。不動産や長期の株など有形資産を持っているかたは不労所得もあります。

ですが、多くの会社員は今の会社でマジメに働き、過去のロールモデルを過ごしています。

過去のロールモデルは通用しない

これまでは60歳まで40年会社に尽くせば、退職金が出て年金生活でもなんとかなりました。でも今はどうでしょう。

年金は昔ほど期待できませんし、65歳で定年を迎えている訳にもいかないのです。人生100年となると、過去の会社員ロールモデルは通用しないということです。

私たちは無意識で親の世代と同じような働き方をすることで、ある程度の幸せが確保されると思っています。

お父さんが働き、お母さんが家を守る。

それは、ざっくりと子供が30歳になる頃に定年を迎え、年金を貰い80歳まで生きるという計算です。

100歳まで生きるのであれば、これでは無理です。

「LIFE SHIFT」では「人生がマルチステージになる」といっています。

言い換えると「人生のステージが流動的になる」ということです。

私たちの親世代の年齢というのは、固定化された以下のステージでした。

  1. 教育(大学生まで勉強する)
  2. 仕事(1つの会社で一生懸命働く)
  3. 引退(余生20年くらい過ごす)

これが崩れてきています。

終身雇用終了も迫る

今年の4月にトヨタ自動車の豊田会長や経団連の中西会長は「企業が今後、終身雇用を続けているのは難しい」という趣旨の内容を述べました。

一流企業に就職しても終身雇用でないのです。

インターネットの普及によって世界中がライバルになった現代では加速は止められません。

そして、今は60歳でもピンピンしている方ばかりです。

経営者であれば、これからもこのピンピンしている社員をこれからも引退させるでしょうか?

定年にするという意味は、定期的に会社を若がえりさせるという意図もありますが、社会常識で60歳で引退というのが当たり前の世の中だから引退させているのも一方であります。

ですが数年後は「定年70歳」になり、定年という概念自体が無くなるでしょう。

こうなれば50歳くらいで見切りを付け、活躍できる人は70歳~80歳まで働かせるという中抜けの状態が出来上がるのではないかとみています。

そうなれば会社員はスクランブル体制です。

早期退職を募る会社は必ず増えるでしょう。



「早期退職大歓迎!」という実力を付けよう

私は小売業の会社で勤めていますが、早期退職制度が出るのであれば真っ先に出ようと思っています。既に3社目で今の会社で15年勤めていますので、そろそろ次のステージへ試したい思いは常にあります。

成功するか、成功しないかは誰にもわかりません。たとえ成功しなくても会社に居続けるより、チャレンジした個の力は爆上がりすると思っています。

人生100年時代では、個の社会的価値を高めることが安定です。

そして、1つの会社に捉われない生き方をする術を安定している今のうちに付けておくべきです。

会社で一生懸命働き、残業を繰り返す状態は既に時代遅れかもしれません。

どんなに頑張って昇進してもたいして給与には反映しませんよね?よくて月に3万円手取りが増えるくらいでしょうか。

ここを目指すのではなくステージを変え60歳以上でも長く活躍できる実力を日々付けるべきです。

高校⇒大学で得た知識で会社員引退まで過ごしてはいけません。

自己育成には限りなく投資し、新たな実力をどんどん付けるべきです。

昨年と実力に変化がない、現状維持だと思っているなら要注意です。

関連記事⇒【店長のマネジメント】現状維持は退化の始まり。

一旦、会社員を辞めてみるのも有り

この本では、インディペンデント・プロデューサーやポートフォリオ・ワーカーと呼んでいますが人生100年時代を過ごすために、会社員を途中で辞めて起業することも推奨しています。

今までは、起業してみたいという願望がある人も、「会社員を引退してから起業を目指したいな・・」、だったと思います。終身雇用でなくなると経団連会長が言うくらいですから、このロールモデルを崩しても良いのです。

会社員⇒起業⇒会社員⇒引退

途中に起業を挟むモデルです。起業で成功したら、そのまま突き進む。無理なら、会社員に戻る。

普通に今の職で必要とされる人材なのであれば、次の就職先は見つかります。

引退後に起業する・・というのは頭が今ほど柔軟ではないので、成功確率が一番低い気がします。そこで失敗したらレールの軌道修正は厳しいでしょう。

早期退職を募った時がチャンスです。

退職金も増えますから、それを資金に起業可能です。

一旦、会社を辞めて起業できるぐらい実力をつけましょう。



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私は会社で店長研修をしているのですが、薦めると9割が入会する超お薦めコンテンツです。

有形資産、無形資産とは?

人生100年時代

人生100年時代では、お金という有形資産が最大の不安材料ですが無形資産にも目を向ける必要が出てきます。

ちなみに有形資産とはお金、不動産、株など形のある資産のこと。無形資産とは人脈、人間関係、自分のスキル、健康などです。

有形資産を持とう

みんなが老後に不安に思っていることは、お金が大半です。

人生のステージでお金は必ず必要になります。

ここから個人見解ですが、有形資産であれば不動産投資はした方がよいでしょう。

自分の家を買うのではなく都市部の中古ワンルームマンション投資が理想です。

私も所有してますし、リスクの少ない投資は「都市部」であり、築10年以上の「中古」であることです。新築は買ってはいけません。

一部上場企業の会社員であれば社会的信用が高く、銀行も年収の12倍までは簡単に貸してくれます。

しかし、この融資が得れるのは会社員である今だけです。フリーになったり転職して数年は信用度が下がるため難しいようです。

今が土地が高騰だから待ってから・・と考えるのではなく、セミナーなどにどんどん足を運んで今から情報を仕入れるのをお薦めします。

1社だけ薦めるのであれば、「RENOSY」を運営している㈱GAテクノロジーズです。1年前に実際に面談に行きましたが、担当者さんもとても気さくで、明るい会社でした(物件に縁なくこの時は購入していません)昨年上場し既に株価が3倍に上がっている会社です(資料請求無料)


無形資産を大事にしよう

先ほども挙げましたが、無形資産とは人脈、人間関係、自分のスキル、健康です。

健康を例にすれば100年生きるというと、不健康で長生きするのは厳しいものです。

家庭内の人間関係においても会社員で一生懸命に家庭を顧みずに頑張り、奥さんと子供をほったらかしにする。その後、相手にされなくなる・・

また、会社内での人脈しか持ってなければ退職後に会う人は大抵いません。

不健康で孤独・・これは地獄です。

人脈も家庭内の人間関係も、スキルも健康も全て大事です。

お金のことばかり考えていると、お金を持っても無形資産を大事にしないツケは多くのところに出てきます。生々しいですが、これが人生100年時代です。

ワークライフバランスを確保しよう

自分で自由になる時間の確保が出来ない状況では、睡眠時間もなく健康面にも影響が出てきます。そんな状況では、人脈を広げる気力も体力もないのが現実でしょう。唯一の休日も家族サービスで手一杯です。

会社員でワークライフバランスが取れないと、全てが無施策になるのです。

私は会社で残業というものをやめました。

時期により、完全になくす訳にはいきませんが、人目を気にして帰らないという行為を全てやめたのです。正直、これは勇気がいることでした。

また、家を会社の近くに引っ越しました。これにより通勤の往復は1時間短縮されています。

家に居る時間が以前より確保されたため、子育てをしながら今年3月からブログを書く時間も確保されました。

だいぶ、ワークライフバランスは取れてきています(奥さんの協力もあり助かっています)

ちなみに3週間の育休も先日取得しました。関連記事↓↓↓↓↓

小売業店長の育休取得のすゝめ

まとめ

人生100年時代と終身雇用の終了が同時にやってきます。

医療が発展していき、ガンの治療も進めば私たち30~40代の多くが100歳近くまで生きるでしょう。

生きた方をちゃんと考える時がきましたね。

この本の中でも引退年齢の選択肢を広げたり、引退前に仕事を中断して2年くらい別な道に進んでみたり、週休3日制が増えていくと予測されています。

私たちも企業も過去のロールモデルを念頭にしていては、いづれ取り残されます。敏感な人は敏感ですから、自分なりの希望を会社にどんどん主張する時代はすぐに始まります。

政府が副業を解禁しても企業が認めない会社は未だに多くあります。働き方改革のなか、副業は時間の問題で許可せざるを得ないでしょう。

有能で経験豊富な人たちは、1つの会社に留まる時代ではもうありません。いかに100年楽しく、有意義に過ごすのか一緒に考えていきましょう。

「LIFE SHIFT~人生100年時代の人生戦略~」


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