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小売業店長の育休取得のすゝめ

投稿日:2019年6月26日 更新日:

育児休暇を取った男性社員が、職場復帰するなり転勤を言い渡され、やむを得ず退職に追いやられたというものです。父親の育児参加やワーク・ライフ・バランスが叫ばれるなかで、「パタニティハラスメント」として注目されています。

(中略)妻の立場になると、家や子供のことが一段落してようやく職場復帰だという時に、夫が単身赴任するか、家族で引っ越すかの選択を迫られているわけです。Twitterで怒りを吐露したくなるのも当然と言えます。引用元:MONEY VOICE

カネカの育休後の人事異動問題をご存知の方は多いと思います。

「4週間の育休を空けたら、復帰2日目に関西行きを通達された」との内容です。

これは会社側も、さすがに酷いタイミングです。。

育休を取得したから居場所がなくなったと捉えられても仕方ありません。

しかもご本人は、会社側に期間の延長を願い出たのに、却下され退職を申し出たら有給休暇も拒否されたと報じられています。

これが本当であれば、相当無知ですし残念な出来事です(事実は不明です)

 

私は、同じ時期に3週間の育休に入っていました。

 

周囲や会社の理解もあり、なんなく復帰し今ブログを書いています。

 

恵まれているのか、当たり前なのか。

 

会社が「男性育休100%義務化」していない場合は、男性社員側に後ろめたさがあるのが現実でしょう。

今日は、男性育休を取った意味と育休の推奨についての記事になります。

小売業店長の育休取得のすゝめ

私は3週間の育休を取りました。

今年1月末に第一子が誕生しました。

私の妻は九州で里帰り出産をしており、関東に戻る際に色々と不安もあるだろうと思い、傍にいる決意をしたのが取得を決めた理由です。

妻からは、「会社に迷惑が掛かるよ、大丈夫なの?」と何度も言われ、逆に心配させるのなら本来の趣旨とズレるなと思い迷った時期もあります。

傍にいてくれるのは嬉しいが、なんか不安。。

こんな状態だったのでしょう。

社会的には認められ促進するよう様々な働きかけをしてくれていますが、周りで取得者が少ないがために本当に大丈夫なのかと疑問に持つ人は未だ多いことは把握しています。

私の言い分としては、「だから取る!」ということです。

せっかく男性育休の道を開けるチャンスを娘に貰っているのに、周りの目を気にして取らない・・こんな残念な企業人、親でありたくはなかったのです。

正直、これで後ろ向きな応対をしてくるのであれば会社を変えるチャンスだとも思いましたが、上司や会社、周囲の反応は・・案の定、「いいね!」でした(笑)

やっぱり良い会社でした。

特に女性社員からは、「わー、凄い!」と声が上がるほどに歓迎されました。

やっぱり、女性の方が関心が強いのですね。

同僚からも第一声で「いいですね!」の声を頂いています。

「さすがですね!」の声もありました(笑)何がさすがなのでしょう。。

 

育休中にやったこと

3週間の休みですから、あっという間に終わりました。

やったことは、子供といる生活に慣れる事と子供と妻のサポートです。

妻が同郷でないため、周囲のサポート環境が整っていないこともあり、私が会社に行ってしまうと、ちょっと病院へ・・ということでも見てあげる人は居ません。

一緒に連れて行くのも雨が降ればベビーカーも出せない環境です。

電車もバスも降りるのは一苦労です。。

私がいる間に役所への手続きや病院、免許更新など行けました。

付き添えたことは、2人にとって必要な時間でした。

あとは、一緒にいることで娘の成長を見れたことが良かったことです。

本当に乳幼児の成長は早いな~と思いました。



育休を3週間にした理由と、もう1つの理由

3週間の休みにした理由は、業務とのバランスを考慮してです。

私は現在、社内講師として店長の育成を行っています。集合研修です。単純に次の研修までの期間があったため、3週間がベストでした。

その他、もう1つ取得した大事な理由があります。

それは、店長研修をしている身だからです。

私が取得することで、多くの人に(目の前の人が)取得していることを伝達することが出来ます。

これは、「どこそこの誰かが取得した・・」のではなく「私が取得した本人です。」ですから、インパクトが違います。

研修時の話のなかで男性育休は、タイミングがあえば遠慮なく店長が先に取得するべきだと伝えています。

お店にいる社員は「店長が取得したのであれば・・」と、私を見たこと以上に取得しやすい環境になります。

綺麗事に聞こえるかも知れませんが、数千人規模の会社で私が取得したメリットは想像以上にデカいと思うのです。

これが全体に波及すれば、入社も増えるでしょうし、女性社員人気も高まるでしょう。



男性育休は100%を義務化しよう

男性育休取得日数・・5日未満で何するの?

引用:産経新聞 、Live door”NEWS”

男性育休の56.9%は5日未満の取得とのデータです。これでは、産後休暇に数日傍にいるだけという意味です。

病院にいてもすべきことは、妻にコンビニで雑誌やデザートを買うことと、お見舞いに来た人の相手くらいです(笑)

もはや、育休とは呼んではいけない日数です。。

続いて、2週間未満が17.8%。1カ月以上3カ月未満が12.1%。

私が取得した3週間クラスは8.4%となっています。

 

男性育休1カ月でモデルケースを作るべき

私は3週間がタイミング的にも仕事復帰後の吸収もベストな長さでした。

本人の状況によって、アレンジすべきですが数社が行っているように労使で日数を決めて義務化したらいいと思うのです。

ここが決まらないと、取得者側もどうしていいのかわからず、取得者数自体が上がらないという事態になります。

なので、ある欧米の企業のように「1カ月とらないと上司の評価が落ちる」くらい、大胆に制度化してほしいと思います。

 

まとめ

私は、小売業の会社で店長の育成を担当している身として、男性育休をどんどん推奨していきます。

実際に抜ける現場はキツイところが多いと思いますので、会社をあげて対策が必要です。

例えば、「妊婦さんと同じように奥さんが妊娠して出産時期がわかれば、社員をその時期に補填する」と予め決めれば、事前に対策が取れます。

PCを中心とした業務内容であれば、連続の育休としないまでも、週に有給休暇を数日消化しながら在宅ワークを増やすという対策もとれます。

考えようによっては、今よりもっと素敵な会社にする要素が沢山転がっています。

育児支援が全員へ出来た時の会社の未来を創造し、小売業に関わらずどの会社も前向きに検討を進めて欲しいと思います。

無理だと思うことに挑戦すれば、他より抜きん出ます。

 

まずは、男性育休戻りに決して無知な人事異動はしないように。

時代にも取りに残されないように願います。

 

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