こんばんわ!森友です!
わが社では、毎年約120人の新人店長が誕生します。
国内最大級の小売業の1つで1店舗の売上も数億~数十億とケタが大きな店が並びます。
そのため、新人店長にとっては相当なプレッシャーを感じる人も少なくありません。
私は前職のカラオケチェーン時代から、店長やエリアマネジャーまで店舗運営一筋で20年経験しており、現在は社内で店長や各マネジャーなどへの研修講師をしています。
かくいう私も何か新しいことを始める際には不安は襲ってきます。
でも。
本当に不安があるのは悪いことなのか?
今日は経験の中から新人店長が抱く不安の正体と、不安との今後の向き合い方について触れたいと思います。
新人店長が抱く不安の正体とは?
まず、結論として何に不安なのか?を明確にすることが必要です。
まだやってないのですから、漠然とした不安は誰にでもあります。
ただ、「不安だー」と言葉を発した途端に不安な感情が襲ってくるものです。
紙に何に不安なのかを書き出す
ある受講者さんを例にすると以下のように「他者の課題」が多く出てきます。
- 嫌われないか不安
- 自分に店長が務まるか不安
- 数字に弱いから上司の期待に応えられるか不安
これらは、アドラー心理学でいうと「課題の分離」というものにあたります。
アドラー心理学「課題の分離」とは?|その課題はあなたが悩む問題か
「自分の課題」と「他者の課題」を分けて考えると楽になります。
そもそも、まだやってないのに不安を抱いても何も始まらないのです。
むしろ不安を頭の中で想像すればするほど、不安はどんどん拡大していきます。
携帯のメモでも紙でもなんでも良いので、思い立った時に書いてみましょう!
実は、そんなに多くない。
もしくは「他者の課題」だらけで、今はどうしようもない課題だらけなことに気付くものです。
今の不安で仕方ない経験は、数年後に後輩を育成する際にも大いに役立ちます。
「オレ(ワタシ)もそうだったよ・・」
後輩に頼もしい自分でいることをイメージしてみてください。
今は、そう思えなくても問題ありません。
全て空想の世界で良いのです。
不安・恐怖の正体とは何か?
大きく分けて不安の正体は2つあります。
- 私はまだ十分ではない
- 私は愛される存在にはならない
私は昨年9月に世界NO1コーチであるアンソニーロビンズのセミナーに参加してきました。
そこで習ったことの一部が「不安・恐怖」の正体です。
体験記をブログに載せています☞アンソニーロビンズUPW体験記inシンガポール
恐怖は私たちの心理を揺らぎ、行動を妨げます。
奥の奥にあるものです。
まだ十分ではない
まだ店長になる存在ではない。
もっと経験が必要だ・・
「十分ではない」という恐怖は、いつまで経っても付きまといます。
1年後でも3年後でも同じように思い続けるのではないでしょうか?
愛されている存在にはならない
根本的に「嫌われるんじゃないか」という思い込みの奥にある恐怖心を指します。
これは「愛されている存在にならない」という思い込み、恐怖心があるから連想する言葉です。
不安が多い新人店長の方々に、この思い込みが隠れているのかも知れません。
理想のなりたい店長の姿を思い描く
不安を書き出して、不安の正体を理解したら次は「なりたい姿」を思い描くことです。
失敗した自分ではなく、成功した自分です。
自分はどんな店長になりたいのか?
理想のなりたい姿も書き出しましょう!
こちらも参考に☞店長のあるべき理想の姿とは?
店長を経験できることは素晴らしい!
よく考えてみてください。
会社経営であれば、もし失敗すれば借金が残ります。
自分のお金をかけずに大所帯の経営が体験できるのです。
会社員から、いつか独立をしたいという方に最もオススメな勉強は「店長をする」ことだと考えています。
店舗経営だけでなく、会社にして数人の社員を抱えるのであれば必須の管理スキルになります。
会計や目標達成、問題改善、地域のお客様の暮らしに貢献すること、販売セールス、報告書の提出、資産保全、緊急事態対策、部下への考課、作業割当・・
時には失敗しながらでも考えて前進することで、成功体験を沢山得る事ができます。
店長をすることで自分自身のスキルアップは桁違いに上昇します。
まとめ
いかがでしょうか?
主(あるじ)を体験できる素晴らしい機会なのですから、大船に乗ったつもりで立ち向かってもらいたいと思います。
まずやることは、不安の書き出しです。
これは10分もあればできることです。
不安は「他者の課題」なのか、「自分の課題」なのかを分別してみます。
次に、なりたい店長の姿を思い浮かべ、書き出します。
騙されたと思って行動してみてください。
新人店長さんは特に応援しています。
一緒に素敵な上司を目指しましょう☆
今日も最後まで見て頂きありがとうございます(^o^)丿