私は先日、お盆休みを利用して5日間の「NLPマネークリニック・トレーナーズ・トレーニング」というものに参加してきました。
そして晴れて「マネークリニック・トレーナー」となりました。
マネークリニックとは、お金と深層心理の関係にある無意識の思い込み(ビリーフ)を探り、それを別な刷り込み(インプリント)に変えてしまうという驚異のメソッドのことです。
これが出来れば、プロコーチとしての卓越性が出る上に、自身の人生にも良い影響をもたらすのではないか?と考えました。
お金に関する無意識の制限を知る【NLPマネークリニック】
開発者のティム・ハルボム氏とクリス・ハルボム氏はNLPの最高位に属する方々です。
コーチとして活躍するために欠かせないのが、クライアントの無意識レベルのビリーフを探る技術です。人は様々な制限をかけていきています。
この制限があるうちは、クライアントは大きな変化をもたらせられません。
自動車の運転に例えるなら、ブレーキを踏んだ状態だからです。
どれだけ、未来に希望を持ってアクセルを踏んでも、ブレーキを踏みながらだと少ししか前進出来ないどころか、ブレーキを踏むパワーによっては全く進まないでしょう。
NLPでいうコーチングは、アクセルとブレーキの関係性で成り立ちます。
ビジョンというゴールを設定し、スピリチュアルに自身のアイデンティに気付き、目覚めても心がブレーキをかけるのです。
「無意識のバリア」とも例えられます。
もし、あなたがお金に関しても無意識にブレーキやバリアを張っていたら、経済的な制限のなかで身動きを取ることは困難でしょう。
なぜなら、経済的に成功するための努力を無意識が止めてしまうからです。
お金に対する制限になるビリーフの例
人は、このように制限となるお金のビリーフを持って生きていることがあります。
ちなみに、私も幾つか当てはまります。
こうした種類のビリーフを持って、果たして幸せに多くのお金を稼ぐことは可能なのでしょうか?
「精神の状態が貧乏に向かっているのではないか・・?」
「豊かさ」と「お金」は密接に関係しています。
これがNLPマネークリニックという題名になった所以です。
どこからお金に関するビリーフが生まれたか?
それらの多くは幼少期に作り上げられるといわれています。最初に吸収する考え方は、両親・家族との関係性です。家族が貧乏気質なのであれば、子供にも貧乏気質が備わる。
このメカニズムは何となくわかりますよね?
子供の頃に裕福な家庭で育った子供は、お金に対して執着はありません。「いつでもどこでもお金は入ってくる」そう思っているかもしれません。
実際に、金持ちの子は金持ちになり、貧乏な子は貧乏になる。確率の問題ですが、このような傾向はあります。
これ等は、幼少期からの精神的な刷り込みが元で起こる事象です。
幼少期~子供時代にかけて「ちゃんと働かない(手伝いをしないと)と食べてはいけないぞ!」と言われていれば自ずと「働かざる者食うべからず」というビリーフが入るでしょう。
または、「絶対に成功することはない」と言われてきたのであれば、「私なんかが、お金持ちになるはずはない」というビリーフを持ち続けて生きてきたかもしれません。
ビリーフには、このようにマイナスな影響を与えるものもあれば、プラスな影響を与えるものもあります。
例えば、「うちの子は、やればできる子なのよ」と言われて育てば「本番に強い人(子)」となっているかもしれません。幼少期の出来事は我々が考える以上に、人生を形作っています。
制限となるビリーフの見つけ方
制限となるビリーフの見つけ出すことが最初のステップになります。
制限になるビリーフが存在することを示す重要な要素が「感情」です。そのビリーフに近い状況になると怒りや、不安、悲しさの感情が生まれます。トレーニング中も女性で泣いてしまう方が続出しました。
男性はさすがに泣いている人は居ませんでしたが、怒りの感情が出て顔が赤らんでいました。嫌な思い出であったり、不都合な状況を思い出すとイライラや落ち込みを感じたりします。
そのような感情が表に出てきたら、チャンスです!
次の質問を駆使して、ビリーフを特定します。
ビリーフを創出するための質問事例
両親のことを中心に聞いていきます。これは、この辺りにビリーフが隠れている可能性が高いからです。
会話の中から、制限のビリーフとなる言葉を創出するのがマネークリニック・トレーナーの技術です。
そして、最後にそれを今度は力づけのビリーフ(言葉)に変えて刷り込みます。
ビリーフ「お金に嫌われているのでお金が逃げていく」
力づけのビリーフ「お金に好かれてるので、居るだけでどんどんお金が入ってくる」
これは、私のビリーフです。
子供時代の無意識レベルでの刷り込みですので、子供も使うような表現になっています。
まとめ
ビリーフを変えるワークは掲載出来ませんが、どんなことなのかは理解して頂けたと思います。
人は無意識に自分に制限をかけて生きています。
でも、実は肯定的な意図が裏側にはあります。そのビリーフを持ち続けたことで大きくマイナスに作用はしているのですが、持ち続けることで自分を守ろうとしていた可能性があります。
それらを認めてあげるのです。
質問の中で、気付きを与え肯定的な意図を考えてもらう。そんな作業がビリーフを変えるワークです。
新しい力づけのビリーフを得れると、心に躍動感が出ます。不思議なくらい、何でも来い!の気持ちになるものです。
これらを日本で教えて頂いたティム・ハルボム氏とクリス・ハルボム氏に尊敬の念を込めまして終えます。
このマネークリニック・トレーナーという全米NLP資格は、日本では2年に一度の開催になります。世の中に需要にマッチしたセミナーですので、興味のあるかたは2021年になりますがお薦めです。
参考文献:Tim Hallbom and Kris Hallbom Thewealthymind
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