店長育成コーチの森友です!
急な欠勤を繰り返すスタッフがいると現場のオペレーションが上手く回らず業務に支障をきたすことになります。
しかし、人手不足の状況が続いていると、急な欠勤を繰り返すスタッフがいても黙認していたりする店長もいるかもしれません。
そうやって黙認していると、同じように欠勤や遅刻をするスタッフがどんどん出てきます。
一方で殆ど欠勤が出ない店舗もあります。
この違いは何なのでしょうか?
それは、厳しさなのでしょうか?
休むことになり、厳しいことを言われればアルバイトであればもう行かないでしょう。
結論ですが、安定的な運営をするポイントは承認する力とオリエンテーションから始まる具体的な教育にあります。
今日はパート・アルバイト採用時のオリエンテーションについて語ります。
少しでも採用活動が安定し、働きやすい環境になることを願っています。
アルバイト採用のオリエンテーションは店長が行うべき理由
オリエンテーションというのは、採用して初めて働いてもらう日のガイダンスのことを指します。
できる店長は、このオリエンテーションの重要性をよく理解しています。
逆に慣れてるパートさんに依頼したり、オリエンテーションを蔑ろにする店長はよくわかってないと思うしかありません。
オリエンテーションで伝えること
オリエンテーションは朝から晩まで行う会社もあるでしょうが、基本は2時間ほどで終了する場合が多いと思います。
業務に入る前の基本的な心構えは店長が自ら説明するべきです。
なぜなら、「あなたは大事な戦力だ」ということを理解してもらうためでもあるからです。
人を大切にしている会社だというのは大きな安心にも繋がります。
以下は一例ですが、これをしっかり店長が説明して納得してもらえれば働く意欲も変わるはずです。
- 給与面、働く条件の確認
- シフト提出について説明
- 採用した理由と今後の期待すること
- 会社やお店のビジョンについての説明
- 禁止事項の説明
冒頭での急な休みが多い店舗は、オリエンテーションを軽視している場合が大半です。
店長の熱意が伝わり、入社時にしっかり説明しているのであれば多くは防げます。
ここをベテランのパートさんに任せたり、大事なことを伝え漏れるとあり得ないミスをする原因にも繋がります。
シフト提出の説明について
例えば「シフトの希望は毎月15日までに書いてトレーに入れてください」と簡単に伝えて終えてる場合は希望の休みだらけになりますし、希望を聞かなければ離職に繋がります。
オリエンテーションで必要なことは、契約の確認です。
「月曜12時ー18時、土曜日16時ー20時、日曜日10時ー15時の週3日の勤務でいいですね?」の念押しをします。
ここでやっぱり難しいということがあれば、素直に聞き対応を検討します。
そして問題が無いようであれば、「基本的にこの固定シフトにしますので、この時間の中で休まないといけない日が出たら毎月15日までにトレーに希望を書いて入れてくださいね」と伝えます。
「また、お店が忙しい場合には追加で出勤依頼をする可能性がありますので、その際にはなるべくご協力ください」と伝えておくと可能な日にはスムーズに協力してくれるはずです。
長時間(8時間)契約の方の場合には社員同様に、冠婚葬祭を除き休み希望は受けないスタンスで良いと思います。契約時にもそのように伝えます。
ただ、こちらも丁寧に「なぜ休み希望を受けないのか?」の理由を説明し納得して頂いてから採用します。
禁止事項の説明について
社内で決まっている禁止事項の説明も1つ1つ丁寧に理由を説明します。
最悪なのは、紙を配り「これが禁止事項ですので読んでおいてください」のような類の説明です。
- 社内情報の漏洩について
- SNS規定について
- 飲酒運転について
- 商品の持ち出し(万引き)について
- 高熱時(インフルエンザ)の出勤について
大人だから大丈夫だろう・・と思わず「すべての方に説明していますのでよく聞いてください」と集中して説明します。
これらを犯しステークホルダー(株主、取引業者など)に与える影響についてまで過大に表現します。
まとめ
これらのオリエンテーションをパートさんにお願いするのは困難だとご理解頂けたでしょうか?
できる店長はパート・アルバイト採用時のオリエンテーションを自分で行います。
そして、オリエンテーションだけでなく面接時から行うべきです。
面接⇒オリエンテーション⇒状況のヒアリングまでを一貫して店長が行うのです。続くパート・アルバイトがいなくて人手不足に苦しんでいるのであれば、このあたりを見直してみると良いでしょう。
今日も最後まで見て頂きありがとうございます(^o^)丿