店舗運営テクニック

店長の五大職務とは?|チェーンストア理論より

投稿日:2019年11月15日 更新日:

店長の五大職務

世界一の店長育成コーチ森友です!

わが社でも取り入れているチェーンストア理論から「店長の五大職務」についての記事になります。

皆さんの企業ではこのチェーンストア理論を取り入れていますか?

チェーンストア理論は、ペガサスクラブという研究団体の元代表である渥美俊一さんという商業界のカリスマがアメリカのチェーンストア理論を体系化し、日本に取り入れた伝説の理論です。

渥美俊一さんは、日本の名だたる企業のコンサルタントをされたお方で、イオン・ダイエー・イトーヨーカ堂・ニトリ・マイカル・ユニー・ヨークベニマル・ビックカメラ・コメリなど創業期から経営者の指導をされました。

2010年にお亡くなりになりましたが、今でも多くのチェーンストア企業社員は学び続けていますし、普遍的な概念を忘れないようにしています。

小売業の世界では知らない人の方が少ないかも知れませんね。

渥美さんがいらっしゃらなければ、チェーンストアの最大のメリットである「安さ」という恩恵が今も受けれてなかった可能性すらある伝説のコンサルタントです。

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店長の五大職務とは?

  • 部下の稼働計画と作業割当
  • 部下の考課と教育
  • 法規上の労働条件の確保
  • 資産の保全と緊急事態対策
  • 報告書の完全記入と期限内提出

部下の稼働計画と作業割当

稼働計画とは「シフト」のことで、作業割当とは「当日の作業予定表」のことです。

部下の稼働計画と作業割当をするのは上司の仕事です。理論では、部下の仕事を作業で完全に埋め尽くすことを指します。

ただし、個人的にはこれは製造業の場合の考え方が入っており、客商売なのに作業で埋め尽くすことなどできません。

基本的にチェーンストア理論では「接客」という考え方自体を「意味のないもの」として捉えています。

接客業の方からすると意味不明になると思います。私も以前はカラオケ業界にいましたので、相当に混乱したのを覚えています。

ただ、海外のチェーンストアをみれば一目瞭然でIKEAにしてWalmartにしてもTargetにしても世界に出ていく企業は接客を重視していません。

セルフサービスです。

もっと言えば作業をしないで接客をする人時はムダであり、人件費高騰の原因でしかないものなので思い切ってやめましょう!

そして、部下の稼働計画と作業割当を店長は管理すること!

これが基本的なチェーンストア理論の考え方です。

部下の考課と教育

考課とは、その部下に不足する経験と知識を発見することである。能力評価あるいは実績評価とは異なる用語である(チェーンストア経営の原則と展望より)

部下のことを想い、不足している知識には教育を追加して鍛え上げることを指します。

私も一度、渥美俊一さんのセミナーに参加したことがありますが、とても厳しかったことを覚えています。昔の方ですので、直接の指導は相当に厳しくされたことでしょう。

いまの人であれば耐えれる人はいないと思います(笑)

部下の考課と教育は言葉の強さは違えど、今も昔も大切な店長の職務です。

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法規上の労働条件の確保

日本で50年前からあるチェーンストア理論の中で、当時から「労働条件を確保せよ」の教えであったことが驚きです。

1990年代でも栄養ドリンクのリゲイン「24時間戦えますか」のCMをしていたくらいです。

今では当たり前ですが、法規上の労働条件を確保することで従業員に安心と安定を与えることが店長の重要な職務だと定義していたのです。

パートさんの時給は1分単位で支給すべきですし、休憩時間も1秒たりとも欠けてはいけません。有給休暇などの権利も完全に取得させましょう。

毎日の全員の管理は大変な労力ですが、不足が出れば法律違反です。

うっかりでは済みませんので、ここは徹底的に管理するポイントです。

資産の保全と緊急事態対策

資産の保全とは、店舗自体の設備や目に見えるもの(人・物・金)すべてです。

緊急事態対策とは、地震・津波などの自然災害から火災、停電などを指します。

どんなに売上が良かったり、評価が高くとも「いざ」という時の対応が甘いと信用を一気に喪失します。

スプリンクラーの止め方がわからなければ、誤作動の際に止めることが出来ず店内が水浸しになりますし、火災警報器が鳴って現場を確認せずに警報機を止めて本当に火災だったら一大事です。

店長はお店を守るために最悪を想定し、普段から訓練しておかなければいけません。

そして、スタッフにも資産を保全する方法や緊急事態の際の避難場所なども決めて教育しておかねばなりません。

報告書の完全記入と期限内提出

最後は報告書についてです。

店長として提出するすべての書類は完全記入でないといけません。

そして部下にも同様に求めます。

忙しさを理由に、ギリギリに提出しようとしているとイレギュラーが発生した場合にそのまま提出遅れになってる人をみますが、これはNGです。

店長は期限内に完全な書類を出すよう、期限には余裕をもって終えていきましょう。

ギリギリに提出しようとしている人は、先延ばし癖があるだけです。

仕事はすぐやる!

いつやっても、作業にかける時間は同じです。部下の手本になりましょう。

関連ブログ⇒【推薦本】結局すぐやる人が全てを手に入れる

まとめ

今日はチェーンストア理論の店長の五大職務について書きました。

  • 部下の稼働計画と作業割当
  • 部下の考課と教育
  • 法規上の労働条件の確保
  • 資産の保全と緊急事態対策
  • 報告書の完全記入と期限内提出

上記5つのどれかが欠けても、残念な店長であることは間違いありません。

1点だけ補足で私見を伝えれば、これらは店長が全てやらなければいけないわけではないということです。

店長の責任のもと、副店長などの部下が行うことは全然OKだと考えています。

店長はあくまで確認の立ち位置でも構いません。

その代わり、部下へ気持ちよく仕事をしてもらえるように承認して回ったり、逆にトイレ掃除などの雑務は引き受けたり、パートさんと定期的に面談をしたり、チラシ広告などの戦略を考えたりと忙しくできるならばです。

店長室(事務所)から出てこない、作業を全くしない店長は困ったものです。

店長の五大職務を全うしようと思えば、「報告書の完全記入と期限内提出」以外の業務時間は全て現場でも行えるものだからです。

ただ単に店を守ろうとするのではあまりに消極的な管理といえます。積極的に関与していきましょう。

今日も最後まで見て頂きありがとうございます(^o^)丿



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