世界中で多くの人が1度は食べたことがあるであろうケンタッキー・フライドチキン。
この創始者であるカーネルサンダースは、「ケンタッキーおじさん」としても知られています。白い髭とお洒落な白いタキシードが印象的です。
そんな有名なカーネルサンダースですが、65歳で起業していたというのはご存知でしょうか?
そしてアメリカ中でフライドチキンのレシピを売り出すのですが、売れずに2年間断られ続けました。
断られた数は、なんと1009回!
1010回目にようやく1件採用された超苦労人なのです。
今日は、KFCの見方が変わるだけでなく、決して諦めない心を身に付ける能力について語りたいと思います。
カーネルサンダースは65歳で起業しKFCを世界的企業にした人
1890年、インディアナ州ヘンリービルで生まれたサンダースは、30歳後半にガソリンスタンドを経営するが大恐慌の煽りを受けて倒産を経験しています。その後、始めたサンダース・カフェも大盛況になりましたが、火災で焼失してしまいます。
そして、65歳で起業し、圧力釜を使ったオリジナルのフライドチキンのレシピを売り出すのですが、まったく売れない。
二年間、オンボロ車でアメリカ中を駆け巡り、あの白いスーツをしわだらけにして後部座席で眠り、朝になって目を覚ますと、また違う飲食店でレシピを売り出します。食事をするお金もなく、チキンの見本をかじるのみ。
そんな中、1010回目で1件成約された・・
どれほど嬉しかったことか・・
諦めなければ、いつか必ず夢が叶う。ケンタッキー・フライド・チキンにある銅像は営業で回った白いタキシード姿です。
カーネルサンダースは、「夢は幾つになっても叶うんだ」と教えてくれています。
カーネルサンダースに学ぶ忍耐力
「何十回と試したがダメだった」と簡単にいう人はいますが、実際には20回もやっていないでしょう。せいぜい10回くらいではないでしょうか?
レシピに、よほど自信があるのはわかりますが、ふつうはめげますよね・・
成功する人は、共通のパターンがあります。それは「NO!」と言われても全然諦めないこと。
本音ではめげているでしょうが諦めない。
このレストランは、自分のアイデアを採用してくれなかった、、と落ち込むのではなく、すぐに気持ちを切り替えて、どうすれば次のレストランではもっと効果的に売り込めるだろうか?と考える。
”結果を出すことに集中する”とは、まさにこのこと。
自分のレシピで作ったフライドチキンを楽しみ、多くの人が喜んでくれるイメージ。未来をみてワクワクしているから行動が止まらないのだろうと思います。
ウォルトディズニーも銀行融資を302回断られた苦労人
ディズニーランドを作ろうとしたウォルトディズニーは、その夢への資金提供を銀行に打診するも302回も断られました。
「夢の国を作りたい」と言う訳ですから、どの銀行からも頭がおかしいと思われたそうです。
それでも諦めず303回目にして熱意が通じ、夢を実現しました。
ディズニーランドに行くと夢の世界が広がります。その裏には偉人の「NO!」と言われても全然諦めない忍耐力があったのです。
カーネルサンダース、ウォルトディズニーから学べるものは計り知れません。
まとめ
夢を実現させる人は、何歳からでもどんな苦難があろうとも実現させます。
できない理由や、できないかもしれないという思いは捨て、「できたとすれば何が要因だったか?」を自らに問いかけます。
カーネルサンダースがフライドチキンのレシピを広めようとアメリカ中を渡っているなかで、断られ否定を繰り返され続けて精神的にもおかしくなっていくのが普通でしょう。
ある意味、「意地」であったと想像します。
怒り狂った夜もあるでしょう。何度も悲しさに打ちのめされそうになったでしょう・・
1件の成約を皮切りに、カーネルサンダースの作るフライドチキンが世に出て、どれだけ幸せを感じたことでしょう・・
どれだけ諦めない心、忍耐力が必要かを証明した喜びを感じたでしょう・・
ついにやった!
当時を想像すると熱いモノが込み上げます。
私たちも1回や2回失敗したり、断られてめげてはいけませんね。
カーネルサンダースのような絶対的信念を持って、伝えたいと思います。