このモチベーションが上がった状態で何かを始めたのに、数日も経つと行動を止めてしまう。
こんな経験ありますよね?
自分の「なりたい姿」が明確になると、多くの人のモチベーションが上がります。
でも、この上がったモチベーションはいづれ時間の経過と共に下がります。
上がったものは下がる。
当然の理論です。
「モチベーションが上がれば行動的になりますし、目標が現実化しやすくなる」
「だから、モチベーションを上げるようにしよう」そう思いがちですが、そうとは限りません。
なぜなら、三日坊主であったり行動が続かない人は「やる気」を理由にしている場合が多いからです。
つまり、「上げたモチベーションが下がったら、達成できない」ということにもなるのです。
モチベーションが上がると行動し、下がると行動しない・・
これで本当に成功出来るのでしょうか?
永遠に出来ない気がします。
【コーチング】人生を変えるために「モチベーション」は上げずに「基準」を上げましょう。
目標に向かって行動をし続けるためには、モチベーションではなく”上げても下がらないもの”を設定します。
それが「自分自身の基準」です。
たとえば、「3年以内に起業して、社長になって10年以内に従業員を100人雇うぞ!」と夢を掲げたのであれば「社長になった時にどう思うか?」「どんな立ち振る舞いをするか?」を創造するのです。
従業員100人の社長になれていたら・・
- どんな行動をしているだろう?
- どう考えるだろう?
- 周囲の人にどう接するだろう?
- どんな自己育成をしているだろう?
- どんな自己投資をしているだろう?
重要となるのは自分を認める力
自分を認める力は、「自己肯定感」とも言いますが、この自分を認めることが出来ないと「自分の基準」を上げることなど出来ません。
「自分の基準」を上げても「自分を信じれない」のであれば、自分を変えることは難しいでしょう。
「オレは出来る!」「私、すごい!」と言葉に出して念じることをアファメーションといいます。
うまく行ったときに「たまたま・・」であったり、「じぶんなんて・・」とマイナス思考な人が多いのは、その方の口癖が原因であることが多いと思っています。
そこがアファメーションによって「自分を認める力」が強くなっていると、「たまたま・・」ではなく「やっぱり出来る」と思えたり、「じぶんなんて・・」ではなく「オレだから出来る」と思えるようになります。
口に出すとナルシストと思われるだけなので知らない人の前ではご注意を(笑)
人生を変えるワーク「ヒーローインタビュー」
「自分の基準」を上げるために必要な「自分を認める力」。
それをより印象的にするコーチングのワークがあります。その名も「ヒーローインタビュー」
コーチがクライアント(相手)へ未来を達成した喜びをイメージさせ、インタビュー形式でガイドするのです。
「ヒーローインタビュー」ワークのやり方
まず、インタビュワー役とヒーローを決めます。
1⃣3年後(1年後)に達成したい姿を紙に記入する。
例 起業したい、TOEICを800点以上にしたい、ブログで月10万稼ぎたい
2⃣ヒーローは、設定した3年後(1年後)を達成したと思い込む。
例 「オレは達成したんだ!」「やったー!」
3⃣インタビュワー役はヒーローに対して質問する。
「達成した今の気分は?」
「どうやって達成したのですか?」
「実現するまでにどんな苦労があったのですか?」
4⃣とにかく思い込む。
どんな質問があったとしても、自分が実現しているので成功者になり切って答えてください。
第三者をイメージするのではなく「自分が成功している姿」です。
5⃣最後の質問をする。
「それでは最後に、3年前のご自身のようにこれから頑張ろうとしている多くの方にメッセージをお願いします!」
6⃣ヒーローは最後に答えて終了。
脳の「海馬」に与える好影響
この「ヒーローインタビュー」ワークは、1度ではなく何度か繰り返すと「自分の基準」が上がります。
それは、脳の「海馬」に働きかけるからです。
つまり、3年後の自分をイメージする回数が多ければ多いほど、脳は現実として認識します(脳は現実と非現実の区別がつかないようです)
「3年後の達成した自分なら、こう言うだろう」
「達成したら、こんな気分になるのか・・」
視覚、聴覚、体感覚を駆使して創造します。
イメージというと、視覚を使って頭の中で映像化しますが、インタビューなので聴覚も使います。その上で感情が動けば体感覚です。
どうも、五感を使ったイメージが目標達成に一番影響があるようです。
自分を認める力を育てることは、自分にとって重要であると同時に、コーチにとって必要不可欠のスキルです。
ワークを通じて、クライアントへ達成への自信を持たせましょう。
まとめ
モチベーションを上げて「よーし!!」と事を進めると、短期的にはもちろん効果が抜群です。
でも、このモチベーションは長くは続きません。
例えば、翌日であればまた「よーし!」でやれるでしょうが、3週間後、3カ月後となると継続してない場合が多いでしょう。
なぜならば、同じような気合が必要だからです。
最初のモチベーションUPする出来事と同じように、気合を入れるなどそもそも無理なのです(アニマル浜口さんなら可能です 笑)
だから三日坊主になります。
自転車を漕ぐのと同じように、漕ぎ初めはキツイものです。ですが、スピードが出てくるとスイスイ乗れるようになります。
人生を変えるためには、モチベーションではなく「基準」を上げていきます。
その為に「自分を認める力」は不可欠であり、コーチング体験を増やすことや日々の勉強は欠かしません。
私自身も「人生成功した」わけでは全くありません。
今の瞬間も自転車を必死で漕いでいます。
決してモチベーションを上げてではなく、ルーチンとして本を読んだり、ブログ書いたり、会社の研修内容を刷新したりの活動です。
歯磨きをするように当たり前にはやっと出来るようになってきました。
3年後の未来にワクワクしています。
今日も見て頂きありがとうございます(^o^)丿
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