おはようございます!森友ゆうきです。
素質や努力はさることながら、男子フィギュアスケートの羽生結弦選手の強さの秘密は、「イメージトレーニングにある」といわれています。
イメージトレーニングとは、実際に体を動かすことなく、動いている自分を思い描くことによって能力を向上させるというものです。
羽生選手は、平昌オリンピックの際に、日本からソチへ向かう飛行機の中で4回転ジャンプのイメージトレーニングを繰り返したそうです。
そして本番では見事に4回転を決めて金メダルを手にしています。
雑誌「number」の取材で次のように言っています。
「目をつぶると、4回転サルコウとトウループのことしか頭にありませんでした。ジャンプを飛ぶイメージが永遠に繰り返されて、全部跳べていました」
プロのアスリートでイメージトレーニングをしない人はいません。
他にも100メートル走の選手は、スタート音と同時にゴールを切るイメージを繰り返している‥というのも聞いたことがあるでしょう。
プロ野球選手であれば、外野手がレーザービームでホームでタッチアウトするシーンや、満塁で決勝タームリーを打つシーンなど。
サッカーのゴールキーパーであれば、美技でゴールを阻止しているシーンなどがイメージできます。
よく「メンタルトレーニング」といわれるものが、イメージトレーニングの一種です。
私は会社員なのでプロのアスリートのような努力は不要ですが、何かにつけてこの考え方は使えそうだと思っています。
今日はイメージトレーニングの効果と方法について記載します。
会社員でも使える!イメージトレーニングの効果とは?
何年も努力したことを成果に反映させることは、何もアスリートだけにしておくことは勿体ない。
会社員である私たちも鍛えていくべきです。
といいますか…皆さんのなかにも使っていることは実は多いと思います。
うまく行くことを願って(想定して)行動しますよね?
- 上司に企画の提案に行くとき
- 商談に行くとき
- プレゼンをするとき
- ゴミ箱にゴミを投げて入れるとき
- 奥さんにお小遣いを追加で貰いに行くとき(笑)
様々なシーンで無意識的にでも使っているのです。
マイナスイメージを持って上記に当たる場合には、マイナスな結果をGETできてると思います。
人間の脳は、現実とイメージを区別できないといいます。
これは、脳の神経が関係しています。
「梅干し」をイメージして頂くと、唾液が出てきませんか?
実際にはないのに、イメージすると脳が反応して唾液を分泌しているのです。
これは成功をイメージしたら、その神経が動いて成功に導く脳の動きをするということなのだと理解しています。
人前での緊張もコントロールできる
私のブログに何度か登場しているネタですが、私は過緊張という「人前に立つと頭がフリーズする病気」だと思っていました。
これも30代後半から発症し、数週間後に自己紹介をしなければならない1分ほどの時間も地獄に感じていました。
今は克服しているのですが、その時のことを考えるとその時代に吸い込まれそうな思いがよぎります。
過去ブログ⇒あがり症の方必見!緊張の正体は何なのか?
イメージの力は考えてきた以上に強力なのだと思います。
使い方を間違えるとマイナスのイメージを繰り返し、落ちるところまで落ちていくことも今となっては納得です。
緊張に弱い人のデータベース
失敗するイメージを持てば、あれもこれもと気になり絶対に失敗しかしない‥と思ってしまっているところがあります。
マイナスのイメージトレーニングは、完全に逆効果です。
やればやるほどネガティブになり、ミスを呼び寄せます。
緊張を例にすれば、実際にうまくいったことが極端に少ないのですから、人前に立つときは、脳は嫌が応にも「危険」という信号を出すでしょう。
不慣れな人が成果を上げるためには、成功体験を繰り返すというのが必要です。
ただ実際に人前に立つ機会が少ないという人は多いでしょう。
ですからイメージトレーニングが使えるのです!
良いイメージを作り出して、何度も何度も良いイメージを繰り返すことが「成功体験」を繰り返すことにもイコールになります。
脳が明らかな危険状態という信号を出しづらい状態までイメージを繰り返します。
私は今でも、セミナーの前日・当日はイメージトレーニングを行っています。
実際にイメージトレーニングする方法
イメージトレーニングを効果的にするためには、ある程度の知識が必要です。
私なりに考える3つ方法についてご紹介します。
①五感を使ってイメージする
視覚、聴覚、体感覚を使ってイメージすることが一番大事な要素です。
多くの人がイメージしようとすると、頭の中に映像を出すと思います。その映像がカラーで鮮明に映っているのであれば、ひとまず成功です。
映像化されたら、次に音や声に耳を傾けます。聴覚を使ってイメージする形です。
「歓声が聞こえる・・わ~、凄い!」などの声など自分が欲しい声、心地よい音など実際に達成した時に最も聞きたいものをイメージします。
最後に体感覚です。
味覚や嗅覚も体感覚の体感覚の一種です。
カラダが熱くなる、興奮してくる、ワクワクするも体感覚の表現になります。
この視覚、聴覚、体感覚が研ぎ澄まされた状態でイメージすると、脳はあたかも現実で達成したという風に勘違いを起こします。
その状態を何度も何度も繰り返すことで、失敗するイメージは既に頭の中にはない状態に生まれ変わります。
②達成した後の姿をイメージする
100メートル走の選手がゴール切った後にベストタイムで喜んでいる姿であったりするように、会社員も上司に企画書を持っていくときは説明をして上司に「いいね!」と承認される姿をイメージします。
ダイエットを例にすれば、ダイエットすることがゴールではなくダイエットした後のスリムな体を得た後の姿をイメージする感じです。
ここで意識すべきは、「自分を信じる」ことに集中することです。
一点の曇りもないくらい、信じます。
「とはいっても・・」とか、「だって・・」とかは禁止で、必ずうまくいくと信じてうまくいった後の姿をイメージするのです。
最初は疑いたくなりますが、信じ切るのです。
イメージトレーニングを実行してから本当に不思議なのですが、うまく行かないものが極端に減りました。
- 上司への企画の提示
- セミナーでの受講者の反応
- 早い段階での資料作成の完了
- ブログのアクセス数増加
- ストレスなく、楽しく働いている姿
など信じれば叶うということです。私も3年前まで全く理解してなかった領域でした。
③毎日イメージトレーニングを行う
一回で長時間イメージトレーニングをするよりも、1日5分を毎日行う方が俄然効果は高いはずです。
なぜならこれはスピリチュアルな話ではなく、脳の神経回路を鍛えるためだからです。
脳内のシナプスのつながりを太くすることがイメージトレーニングの神髄です。
私もプレゼンがある時は、2週間前くらいから毎日イメージトレーニングを繰り返します。
まとめ
一流のアスリートも必ず行っているイメージトレーニングでさえ、抵抗がある人は多いでしょう。
「どうせできない・・」
「やってもムダ・・」
こう考えて、多くの人はチャレンジすることから逃げていては今のままです。
イメージトレーニングをビジネス、会社員として活用すること自体、今でもメジャーにはなっていません。
意図して無意識の力を使うことが出来れば、会社員生活などは難しくないのではないかと思っています。
今日も最後までみて頂きありがとうございます(^o^)丿