店舗運営テクニック

副店長はプレイングマネジャーだと評価が良くても今後苦労する件

投稿日:2020年3月21日 更新日:

副店長と小型店の店長はプレイングマネジャーだと評価が良い件

おはようございます!森友ゆうきです。

簡単なプロフィールですが、私は店舗運営歴22年で、全国で店長やエリアマネジャーを15年以上経験しています。現在は、大手小売業で店長・マネジャー育成の講師をさせて頂いてます(森友プロフィール)

自身が一番得意なことは、店舗の売上を激増させることと、部下のモチベーションを爆上げさせることです。少々言い過ぎでしょうか(笑)

心理学からビジネススキルまでの様々な理論に基づき、どんな店長だと成功し、どんな順番で店舗運営に着手すれば成功し、失敗するかは手に取るようにわかります。

基本的に、理論もそうですが自分のことを知らな過ぎて苦しんでいる店長・マネジャーは本当に多いと思っています。

この「店長力向上のすゝめ」ブログでは、店長が幸せになり、ストレスフリーになるための秘訣を無料で思う存分提供しています。

今日のテーマは、「プレイングマネジャー」と「評価」の関係性についてです。

副店長時代や小型店店長時代は評価が良かったのに、規模が大きくなると悪くなることがよくあります。

これは管理する人数が多いから管理出来なくなり、評価が下がると思いがちですが一概にそうとは言えません。

副店長時代、小型店の店長時代に評価が良かった幹部候補ほど、大きな店を任された時に苦しむ傾向にあるのです。

プレイングマネジャーの反対語としてモチベーションマネジャーについても後半で触れます。

副店長と小型店の店長はプレイングマネジャーだと評価が良いのは何故か?

私も調べてわかったのですが、プレイングマネジャーとは、人件費を削減させるために生まれた用語だそうです・・

都合よく横文字で片付けられてる印象を持ちました・・

平易に直訳すると「プレイングマネジャー」=「動く管理者」のことです。

会社にとってもプレイングマネジャーは人件費が削減できて、マネジャーとしても機能してもらう絶好の役職でしょう。

元々、「オレの背中について来いタイプ」の人は、テキパキと仕事をこなします。

それはそれは、評価が悪くなる訳がないのです。

数字を分析したり、報告書をまとめるのが苦手であったり、部下育成が下手でも評価は良くなる傾向にあります・・これはこれで問題です。

店長に会社が求めることは利益や生産性の向上です。

あなたが副店長であったり、小型店の店長である場合には生産性を高める手法を学び、もっと効率が良くなる方法を開発するぐらいの意識で任務に当たれれば更に「優秀」とみなされるでしょう。

副店長の役割とは何か?

副店長とは、「店長の補佐」が役割です。

ある意味、店長が数字分析、報告書作成が得意であれば、店内の役割分担として、わざわざ副店長がその仕事を奪う必要はないのです。

自ずと自分が得意な動いて数字を作ることに没頭できます。

あと、店長との人間関係が良いことが条件です。補佐が役割なのに、コミュニケーション含めた人間関係が良くないとお店は非常にギクシャクします。その状態で評価が良いなどあり得ません。

店長と副店長の関係性については以下ブログをご覧ください↓↓↓

自分が得意なことに没頭させることも店長の裁量としてはベストな選択かと思います。

副店長という半ば中途半端な役職があることで、「もう、そろそろ店長になれる」というモチベーションは高まります。

店規模によりスタイルを変えられるのが一流の店長

繰り返しになりますが、副店長時代には評価が良くて、店長になると評価が悪くなる・・という人は多くいるものです。

でも、その中身をみると小型店の店長の場合には評価が悪くなってない人が多いのも事実です。

それでは、何がそうさせるのでしょうか?

それは、副店長時代と同じ動きをしているだけで評価を得れているということです。

ただ、小型店の店長までは評価が良くても大型店になると悪くなる・・

要するに、副店長や小型店店長から中型・大型店店長になるためには、「プレイングマネジャーからの脱却」が必要です。

プレイングマネジャーから、次のステージに上がるには部下のモチベーションを高め、任せることのできるマネジャー「モチベーション・マネジャー」への転換が必要です。

プレイングマネジャーには、「プレーヤー」としての個人の目標と、「マネジャー」としてのチームの目標を、共に達成することが求められます。

逆にモチベーションマネジャーは、「マネジャー」要素のみを追求することが求められます。

私が思う一流店長の条件は、店規模よってはプレイングマネジャーとモチベーションマネジャーを切り替えられるマネジャーのことを指します。

小型店なのに、部下のモチベーションを高めよう高めようと動くとムリが生じます。

モチベーションを高めて部下を仕事の向き合い方を変えさせる行為はマネジャーにとって不可欠なのですが、自分が動かないのであれば生産性は下がります(笑)

「人数少ないのに、なんであの店長動いてくれないんだろうね・・」という悪い評価にも繋がります。

まとめ

副店長時代、小型店の店長時代は「プレイング・マネジャー」に。

中型店・大型店の店長になったら「モチベーション・マネジャー」に転換が必要です。

小型、中型、大型での区別は業種によって社内基準よっても明確にするのは難しいのですが、従業員数で100名を超えたら大型と考えて良いと思います(中型は50名以上)

ここの切り替えが理解されてなく、大きな店の店長になってもプレイングマネジャーのスタイルを保持して迷っている店長は多く居ます。

最後にまとめると、副店長時代にはガンガンに動くプレイングマネジャーでないと評価が低いままですので、店長になるタイミングも遅くなります。

スピーディーに華やかな店長以上、エリアマネジャーへの街道を走り抜けたいのであれば、自身のスタイルを切り替える実力を付けることです。

そんなにスムーズにはできないのが普通ですが、出来る人は今から着々と準備できます。

今日も最後までみて頂きありがとうございます(^o^)丿

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