こんにちわ!森友です!
店舗運営の重要な役割といえば、利益を確保して求める数字を達成し続けることです。
そして会社や個人のビジョンを達成させるために、店長の皆さんは日々努力されていることでしょう。
今回は店長と副店長の役割、副店長の究極の育成方法について記載します。
皆さんの店舗では店長と副店長の役割は明確になっていますか?
また、関係性はどうでしょうか?
この両者がガッチリとタッグを組めているのであれば、業績も好調だろうと思います。
多くの店長・副店長の関係を見てみると良い関係だと思える店舗は3割程です。
残りの7割の要因は、副店長との役割の不明確さから来ている場合が多くあります。
店長、副店長の役割の違いを知り店舗目標を達成しよう!
イマイチ曖昧な副店長という立場、役割について私なりの見解です。
一般的な店長・副店長の役割の違い
一般的に店長は「店の最高責任者」です。
アルバイト採用から店舗での値引き権限の行使など会社が認める範囲内での決定権が店長にはあります。
副店長との違いは、副店長にはこの決定権が無いということです。
一見、明確なようにも見えるかも知れません。
副店長は何のためにある職位か?
そもそも、副店長は何のためにいるのでしょうか?
- 店長不在時の代行者として
- 次期店長候補としての経験のため
要するに中途半端な役割なのです。
本部側も「まだ店長ではないし、お店を任せるには早すぎるが自覚を与えるために設定しておく」程度のものでしかありません。
本人は、副店長になった際には「もうすぐ店長だぞ!」と勢いも出ますので、役職になることは何の問題もありません。
店舗スタッフも指示者がわかり易いため、居た方が良いという意見があります。
この中途半端な役職で逆に困る面もある
それは、店長と副店長の言うことが違う場合や不仲な場合です。
「あの店長と副店長、仲が悪いんだよな・・」
実は私も経験していることで、私が副店長時代に店長とソリが合わずお互いが苦労しました。
店舗スタッフは相当に迷惑だったはずです。
人対人であり、店舗という閉鎖空間の中では「やり方」の違いで揉めることもあります。
どちらが正しいか、どちらの方針で進めるか?当然ながら、両者譲らないのであれば上司の方針で進めます。縦の関係とはそのようなものです。
イエスマンであれば「副」でいることは何の苦痛でもないと思いますが、私のように「早く店長になりたい」と思ってる人であればイチイチ店長の動きが気になる人もいます。
余談ですが、人の動かし方を知っている店長であれば、そこまで副店長がやりたい進め方があるというのであれば任せるはずです。
これ等も店長と副店長の役割が不明確であることから来ている問題です。
究極の役割分担は副店長に〇〇すること
究極は能力が高い副店長がいる場合には「全権を副店長に委ねること」だと考えます。
ただし、失敗したら店長である自分が責任を取ります。
少しくらい不安でも、任せるべきです。
報告だけは随時貰います。予め、報告が来ないようになれば委ねることは中止することも伝えます。
店長としての大切なコンピテンシーの中に「責任感」があります。
責任感を育てるには、疑似でも責任を与えることが成長に繋がります。
本当なら副店長なんて役職は不要です。
当然、店規模によるでしょうが、いきなり店長という役職を与える方が責任感も芽生えて急成長します。
ですから、会社が副店長を設定しているのであれば、全権を委ねることも本人への教育としたら間違えではないと思うのです。
まだ勉強が必要な副店長の場合の育成方法
副店長になり立てであったり、ある能力が低い場合であれば全権を委ねることはしません。
ルールを知らない、人を大切にできない(言葉がキツイ)などは店長として徹底的に教育をします。
これ等をせずに権限譲渡をすれば、困るのは店長である自分です。パワハラ、過剰労働など労務問題に発展する可能性もあります。
会社が一番注意しなければならないことは「尊敬・敬服されていない段階で権限を与える事」です。
会社として副店長にしているのであれば、その教育を店長に一任したという意味のはずでしょう。
店長は正しいルールを完全に覚えさせ、謝った判断をした場合の会社や自身へのリスクをイメージし育ててあげてください。
これ等が解消されてきたのであれば、徐々に軽い仕事から譲渡していきます。
当然、そこで問題がおきれば店長の責任で!
任された副店長の仕事に対するエネルギー
人は役割を与えられ、認められるともっと頑張りたいと思うものです。
マズローの欲求五段階説というのをご存知でしょうか?
人の欲求は生理欲求⇒安全欲求⇒所属欲求⇒承認欲求⇒自己実現欲求と5つの段階に分かれるのですが、下位の生理欲求から順に積み上げられるといわれています。
詳しくは以下の過去記事をご確認ください↓↓↓↓↓
私はこのマズロー欲求五段階説を仕事に120%応用しています。
人のモチベーションを変えることができる上司・マネジャーは無敵ではないかと思います。
よって、全権を渡された副店長はどんなモードになるでしょうか?
店長が「〇〇さんに任せて本当に良かった」「私の目に狂いはなかった」など承認を伝えようものなら、どれだけ嬉しいでしょうか?
エリアマネジャーなど本部の上司に知られれば、止められるかも知れません。
ただ、店長が正しいと思い、副店長に委譲して成果が爆上がりしているのであれば、いづれそちらの方が正しい判断だと思うでしょう。
私なら改めたフリをして自分が正しいと思う道を進みます(笑)
まとめ
私は、店長が副店長の意見を蔑ろにし、自分の意見で通すことが正しいことだとは思いません。
どんなに優しく言って聞かせても、無駄だと思います。副店長は子供ではありませんから(笑)
自分の意見が通る風土がある会社、店舗であれば副店長に限らず部下は自分で考えて仕事をするようになります。
- 店長不在時の代行者として
- 次期店長候補としての経験のため
こんな中途半端な役割では、自分の力を存分に発揮し難いですし、この状況を見ている部下もワクワクしないでしょう。
「副店長時代に勉強できたことが、立派な店長になれた原因です!」
こんなことを数年後に言われることをイメージし、今いる部下に適切な権限を与えて責任感も育てる。
育てた上に、一緒に店舗目標を達成することが出来たら素晴らしいですね!
今日も最後まで見て頂きありがとうございます(^o^)丿