店舗運営テクニック

店長はどんな店にしたいかという方針・ビジョンを示すべき件

投稿日:2019年5月12日 更新日:

店長はどんな店にしたいかビジョンを示せ

こんばんわ!森友ゆうきです!

いきなりですが、皆さんは、ご自身が思い描くお店のビジョンをお店のスタッフに伝えられていますか?

そして、ご自身にロマンとビジョンはありますか?

普通の会社であれば、必ず目標やビジョンはあると思いますが、そのことではありません。

店長というお店のトップが行うべき業務は日々、山のようにあります。そんな毎日に忙殺されてビジョンが見えなくなっている人が本当に多いのではないか、なんて思っています。

今日は、社員能力ランキング世界NO1に輝いたP&G社(プロクター&ギャンブル)の事例も踏まえて、店長が方針やビジョンを示す重要性についてお届けします。



店長はどんな店にしたいかという方針・ビジョンを示すべき件

初めて店長になる人は誰でも不安でしょう。

でもその前に考えるべきことがあります!

それはんな店長になりたいか?そして、どんな店にしたいのか?」です。

どんな風になりたいのか、どんな店にしたいのかまで考えず、目先の覚えなければならない業務に追われる創造をすると辛く苦しいものに感じるものです。

その考えを持ったまま店長になるのは危険ですよ」と申し上げたいのが今回の内容です。思考をポジティブに変え、楽しい未来を見ることが出来ないとその創造した現実が襲ってきます。

部下を持つ店長は未来思考であるべき

店長がビジョンを持つ意味を解説

人の脳はネガティブなことを考えればネガティブな理由を考え、ポジティブなことを考えればポジティブな理由を考えるように出来ています。

そして脳は指令を与えると、とてもクリエイティブに物事を創造するように出来ています。

ネガティブをクリエイティブに考える…

強烈なマイナスイメージが脳裏に焼き付きます。

もう少し深堀りすると、ホメオスタシスという恒常性維持機能(無意識に体温を調整するヤツ)が働き、創造の通りの実現を作り出そうとするため、先を考えたポジティブな発想は成功するためにとても大事だということです。

店長で成功したいですよね?

私は世の中で成功されている方は未来をみている方ばかりだと思っています。

「私はこうしたい!」と堂々と夢を語ります。

「目先の現実を踏まえて・・」なんて言っている人は見かけません。

現実を見るのを否定してるのではなく、未来をみて現実を見ていくのです。

これがビジョンです。

以前の私がそうだったからよくわかりますが、不安は考え出すときりがありません。

不安を想定しているつもりが不安な現実を引き寄せていたなど考えもしませんでした。

店長は、どんな店にしたいかという方針・ビジョンを自分の言葉でワクワクしながら語るのです!

新人店長さんも、ベテラン店長さんもこれから店長を目指す方も参考になればいいなと思います。

社員能力ランキング世界一のP&Gの例

180年以上の歴史があるP&G社(プロクター&ギャンブル社)はフォーチュン紙で社員能力ランキング世界一と称されました。おむつのパンパースやレノア、ダウニーなどの柔軟剤など世界中で売上高7兆円を超す超一流企業です。

この企業で元CEOのアラン・ライフリー氏が常々言っていた言葉がマネジャー層に対して「まだまだリーダーシップが欠けている」という表現だそうです。

P&Gでいうリーダーシップとは、「影響力」のこと。そしてリーダーとは「影響力をもつ人」なのだそうです。

P&Gが定義する「リーダーシップの行動指針」とは、以下の5つを指します。

Envision(エンビジョン):未来を描く

未来を創造し、(自分たちに有利に)"ゲームを変える"こと

Engge(エンゲージ):コラボレーションする

社内外・縦横の部署間や組織を超えてコラボレーションすること。

Energize(エナジャイズ):やる気を出す

ビジョンを実現するために、リソース(資源・資産)や人を活性化させること。

Enable(エネイブル):パフォーマンスを上げる

強みを活かし、妨害を取り除くことで成功の確度を上げること。

Execute(エグゼキュート):最大効果の実践をする

最大の効果を生む実践のための、プランやシステムをつくること。

一番目に来るのが、Envision未来を描くです。未来を創造することが前提です。

このP&Gではマネジャー全員に聞かれることがあるそうです。

  • 「あなたのビジョンは何か?」
  • 「その戦略は何か?」
  • 「長期的にいかなる成功を目指すのか?」

優れたリーダーシップを発揮するために必要なのは、未来思考であり、店長自身であれば、自分がどんな店にしたいのか?です。

どんな店になればワクワクしますか?

ビジョンが出てこない店長はどうすべきか?

どんな店にしたいのか会話する

どんな店にしたいか?というのは、意外と簡単ではないかもしれません。

それは、WHY思考という慣れてないものだからです。

なぜ?なぜ?なぜ?と深堀りして自分の気持ちや店長としての責務を多角的に考える必要があります。

HOW(どのようにするか?)を毎日繰り返している我々は、WHY(なぜそれをやるのか?)を考えると思考が止まってしまう傾向にあります。

最初は思考停止して当然(^^♪ くらいで丁度いいのです(笑)

ですが、徐々に思考停止しないように思考を柔軟にすべきです!

そしてビジョンは紙で書こうとするのではなく、誰かと会話するのが一番効果が高くなります。

やってみるとわかりますが、紙で書くという行為は左脳(論理的脳)を使っているためイメージする脳ではないのです。

イメージは右脳の出番です。

創造する右脳を使って、ワクワクする映像(未来像)を頭に流す感じです。

ビジョンを思い描くことで、右脳を活性化させましょう。

はい。

紙でビジョンを描くのはハードルが高いので、まずは会話した後に頭で整理して文字に起こすことがいいでしょう。

ビジョンを伝えるタイミング

けっこう悩まれるのが「いつビジョンや方針を語ればいいの?」ではないでしょうか?

他のブログでも案内しているのですが、店長になり立てであったり、異動して着任したてであれば時期尚早です。

私は着任後まず1カ月は何も方針やビジョンを語らないということをお薦めしています。

その理由は3つあります。

  • 方針を話す前に、現状を知ることが優先である。
  • いきなり方針を伝えても結果や効果には繋がり辛いため、「影響力の薄い店長」というレッテルになりやすい。
  • 最近まで在籍していた以前の店長を間接的に否定することになりやすい。

こちらに関しては以下のブログに詳しくお伝えしています。

関連記事↓↓↓↓↓

初めて店長になる人が失敗しやすいこと4選

まとめ

いかがでしょうか?

店長がどんな店にしたいのかを示すこと、店長自身がビジョンを持つことは何より大事です。

どんな店にしたいか、というビジョンを描くこと無くして店長として成功はありません。

  • 笑顔があり、働きやすいとスタッフに感謝される店
  • スタッフの能力を発揮し、成長を感じ取れる店
  • お客様に愛され、スタッフに愛される店
  • お客様に「また来たい」と声をかけてくれる店

最高の舞台になるようにイメージすることです。

ワクワクしてきませんか?

オリンピック選手などスポーツ選手は、メンタルトレーニングと称して汗かくほどの理想の姿を頭でイメージ化する努力をしているそうです。

あなたのお店の最高の状態はどんな状態ですか?それをスタッフに言葉に出して伝えるのです。

伝えることを諦めなければ、共感してくれる人は必ず出てきます。

そして、生きる上でのロマンやビジョンは、笑われるほど大きなものを描いてください。

ご自身が考えるとワクワクして「人が無理だよっ!」て止めるほど大きなものが描けたら、最高のものが出来ているはずです。

私のいる会社では、それを100倍思考と呼んでいます。

私も果てしない成功をイメージしていますので、日々成長し夢を掴みます!

今日も最後まで見て頂きありがとうございます(^o^)丿

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