こんばんわ!森友です。
私は2年前まで極度のあがり症で人前に立つことから逃げてきました。
会社ですこしずつカミングアウトしているのですが、相当に驚かれます。
それは、50人以上を前にして堂々と話すセミナー講師だからです。
あがり症の方必見!緊張の正体は何なのか?
基本的に人は上役などの前に出ると、誰でも緊張してしまうものです。
アサヒホールディングスの全国男女1576人のアンケートによると、日本人の実に82.6%の人が、人前に立つと緊張すると答えています。
- とても緊張しやすい 41.2%
- どちらかといえば緊張しやすい 41.6%
次にどんな人があがり症で悩んでいるのでしょうか?
男女別、年代別で見てみます。
<男女比率>
- 女性 56%
- 男性 44%
女性の方が男性に比べて話し上手の人が多い印象でしたが、女性が56%と多い傾向です。
<年齢比率>
- 30代 38%
- 40代 37%
また、年代別では30代・40代の働き盛りの人の割合が75%と多くなってるのが特徴です。
30代、40代が緊張するのは何故か?
理由は様々でしょうが、思うに20代までは人前でのスピーチの回数が極端に少ないことが考えられます。
結婚式に呼ばれスピーチを頼まれる、上司になり、お偉いさんの前でプレゼンをしなければならなくなる等、これまでは数人(2人~10人)の同僚を前にしてのコミュニケーションと認識していたものが、急に上役へのプレゼン・スピーチとなる・・
当然、「見られている」環境になります。
今まで友人や同僚へ「伝えよう」という思いでいたものが、上役に「見られる」と意識する。それも数十人へ向けて。
不慣れなのか、元々苦手だったのかすらわからず、失敗の体験だけが繰り返される・・だから逃げるようになる。
逃げた先にあるものが現在です。
どんどん苦手意識が増大していきます。
私はまさにこのパターンです。
「緊張しないように!」というのは大間違い。
人の脳は現実と非現実を区別できないといいます。
「緊張」というキーワードを想起した段階で緊張している姿が頭をよぎります。
なので、言い方を変えることが必要です。
例えば「堂々とする」など。
こちらの方が堂々とした姿が想起できますよね?
コーチングには、ランゲージ(言葉)⇒ピクチャー(画像)⇒エモーション(感情)という公式があるのですが、言葉を変えれば感情までも変えます。
「梅干し!」と言葉を出せば、唾液が出てきませんか?
人の脳は現実と非現実を区別できないのは、このようなことです。
緊張しないように、緊張しないように・・と念仏のように唱えれば、緊張してしまうのです。
緊張するメカニズムは脳内物質が原因
緊張の原因は主に3つです。
- 交感神経が優位である
- セロトニンが下がっている
- ノルアドネナリンが高すぎる
「緊張する」は脳内で起こる伝達物質が原因だという考え方を持つということです。
例えば、セロトニンが下がると感情や緊張のコントロールが出来なくなります。
その場合はセロトニンを活性化させることでセロトニンの分泌を正常化させ感情や緊張のコントロール力を高めることができます。
セロトニンを高める方法
- 朝日を浴びる
- 朝食をとる
- 姿勢を正す
「え?!、こんなことでいいの?!」という感じですが、実際に私自身が体現している方法です。
以前は不規則でしたし、外食ばかりの食生活であり、猫背でした・・
朝もカーテンを開けることなどせず、朝食も食べてはいたのですが、喫茶店でモーニングを食べて出勤していました・・
上記3つの中でも特に「朝日を浴びる」というのは一番効果があります。
即効性に関しては「姿勢を正す」です。
プレゼン指導をすることもあるのですが、本当に瞬間的に変わります。
(姿勢に関して目線や場面ごとの手の位置などは実際に見て頂くか、練習をする必要があります)
詳しくは、過去のブログをご覧ください。店長がイライラするという感情を扱っていますが、内容は「緊張」とも関連する対策を書いています。
店長のイライラは脳内物質のセロトニンが不足していることが原因
ノルアドネナリンは最高の見方
このノルアドネナリンは、一瞬で集中する時に欠かせない「最高の見方」なのですが、同時に「緊張状態を作り出している源」でもあります。
緊張している時は、ノルアドネナリンが大量に分泌されているのです。ノルアドネナリンの分泌イコール緊張と言い換えてもいいほどです。
例えは、目の前にライオンが現れた場合に「やばい!」と瞬時に感じると思います。
そこで、ノルアドネナリンが分泌され体は硬直し、緊張状態が起きます。このノルアドネナリンが分泌されることで、超集中状態に変わります。
また、記憶力も同時に増大し、同じようなミスを犯さないため学習しようとします。
そう、緊張するということは「生存する」ために必要な行為なのです。うまく使えば最高の見方となります。
一流スポーツ選手は適度な緊張を味方にする
例えば4年に1度のオリンピックのフィギュアスケートの演技など何年も結果を出し続けて、いよいよ本番になります。
緊張するなという方が普通は無理です。ですが、選手たちは適度な緊張に留めるようにメンタルトレーニングを重ねるのです。
緊張は高すぎても、低すぎても最高のパフォーマンスは発揮出来ません。
この理想的な状態「ゾーン」に入るためには、中間の位置に緊張をコントロールする必要があります。
緊張が苦手な私たちはどうでしょうか?
プレゼン・スピーチの練習をしていますか?
プレゼン・スピーチの練習をしないで、上記のような精神状態に維持させるのは困難です。
プレゼン・スピーチは正しく練習しないと悪化する
先ほどの「緊張しない!」という言葉が危険だというのと同じように、心理学的に間違った練習をすれば悪化します。
私も約1年ほど、様々なセミナーに出たのですが、どんどん悪化していきました。
一番まずかったセミナーは、即興系のプレゼンセミナーです。
あるお題が出て、それについてあたかも思い出話のようにプレゼンをするという類のものです。
「ポケットやバックにあるものを何か1つ出してください」と講師に言われ、数名でシャッフルします。当たったものについて、語るという流れです。
当時の私は、頭の中がすぐに真っ白になるというフリーズが恐怖だったにもかかわらず、10秒ほどでフリーズしました。トラウマを持っているうちにこのような荒い練習はしてはいけません。
また、動画を撮ってプレゼント的なものもNGでした。自信が全くない上に、うまくいかなかった記憶も鮮明の残る上に、その動画を見せられるのです。
気分最悪で、向いてないという思いやトラウマと繋がり悪いイメージが脳内を占拠します。
お金を出して、休みを削って行くのに悪化する・・あの時の1年は特に地獄のような時期でした。
私を救ったものはNLPという心理学
現在は、全米NLPマスタープラクショナーという資格を持っています。
NLPとは神経言語プログラミングの略で、脳と心の取扱説明書といわれています。
オバマ・クリントン前大統領やレディーガガ・タイガーウッズ・シュワルツェネッガーなどの超大物有名人も多数取り入れています。
普通のカウンセリングや心理療法とは違い、一瞬で変化を起こせるのが特徴です。
日本では知らない人が多いでしょう。
自分や相手のトラウマを消したり、五感を使った影響言語で交渉したりと自分にも仕事にも活かしています。
NLPが無ければ、今の自分は無いでしょう・・これは感慨深い内容です。
過去ブログに沢山記載しています。
正確には計算していませんが、3年間で約300万は超えた自己投資をしています。このブログ運営も以前の私では到底しようとは思わなかったと思います。
なので、過度な緊張があったから克服のために本気で心理学を学び始めました。
まとめ
いかがでしょうか?
お伝えしたいことは、緊張しやすい人は実に日本人の80%もいるということ、そのうち30代・40代が75%を占め、正しく練習すれば克服できるということです。
私自身、あがり症が克服できたことで仕事の幅は何倍にも広がりました。
プライベートも楽になり、生きることがより楽しくなりました。
少しでも一助になれば幸いです。
今日も最後までみて頂きありがとうございます(^o^)丿