店舗運営テクニック

店長のリーダーシップとは、オーケストラの指揮者のようなもの

投稿日:2019年6月18日 更新日:

店長力の向上

有能なリーダーは、部下の心情を掴んで全員を目標に向けて結集させることである。(川崎進一:新,店長の条件)

店長は、様々な楽器を演奏させる指揮者のように日々、従業員とのコミュニケーションをはかり、それぞれのセクションの作業精度を上げていきます。

そして結果として出来上がる店舗、チームが「作品」です。

店長という指揮者の能力で素晴らしい演奏にもなりますし、駄作にもなります。

いくら演奏をする人たちが有能でも、指揮者が能力を発揮させることが出来なければダメなのです。

店長は演奏する従業員の能力を最大化しよう!

小売業であれば、レジ、バックルーム、各売場が楽器です。これらの各セクション演奏を如何に正しく演奏させるか、が店長の第一の課題です。

初めはバラバラでも仕方ありません。

楽曲というマニュアルを把握し、正確でスピーディーか?を重視します。

目標を明確にし、日々の方向性を統一させるのも忘れてはいけません。

店長は、たとえいつもと同じ作業でも、個々の状態を向上させ、気持ちも新たに毎日演奏してもらうリーダーシップは欠かせません。

どうしたら従業員の演奏能力が上がるのか?

こぶた君の同僚
本田さん
私たちの演奏が大事なのはわかるけど・・どうしたら私たちの能力が上がるのですか?
森友ゆうき
森友
いい質問です。それには、本田さん自身が最高の演奏状態を知ってないといけませんね。
こぶた君の同僚
本田さん
最高の状態かぁ・・意識してなかったな・・
森友ゆうき
森友
本田さんは、今はレジなので「最高のレジさん」を知ることから始めます。
こぶた君の同僚
本田さん
普段の生活の中で意識してレジをみてみます!そして、一番凄いと思うレジさんの行動を観察したいと思います!

オーケストラ奏者もバッハ、ショパン、ベートーベンを聴くように、まず行うことは、理想の状態を知ることと興味を持つことです。

(興味がないもののレベルを上げる技は今度ブログに書こうと思います)

努力した先にある姿が見えないと何をどのように修正すべきかわかりません。理想を知ることは最も大事です。

そして次に行うことは、マニュアル通りの作業になっているか?です。店長から見て、ルールが曖昧なところがあるのであれば、しっかりと決めてあげることは大事です。

まとめると以下の3つになります。

  • 本人が「最高の状態」を知る
  • マニュアル、ルール通り業務を行えているか確認する
  • 繰り返し、繰り返し反復する

本来、オペレーションというのは「反復行動」が全てです。なぜならそれがないと「再現性が生み出せないから」です(*再現性=いつでも同じ結果を得れる事)

演奏者も本番を前に来る日も来る日も練習をするように、私たちも営業という本番をしながらでも日々レベルUPが必要です。



店長は指揮者であると同時に作詞家でもある

一番わかりやすいのは、シフト作成でしょう。

店長のシフト作成

最高のオーケストラ演奏に欠かせないのがシフト作成です。

誰が何時~何時まで働くのか、セクションの人員は足りているかなど多岐にわたる重要な作詞です。

このシフト作成を曖昧にしたり、熟慮されてないお店は酷いものです。前後の繋がりに漏れが出たり、適材適所に配置されてなかったり。原因は、店長は指揮者であるという意識が欠落して一奏者になっていることがよくあります。

その場合は、オーケストラの指揮者であるイメージを広げてもらう事と、シフト作成は作詞であることの意図をしっかりと説明することで理解は深まります。

どんなに奏者が素晴らしい演奏をしてくれても、指揮者に指揮をしている意識がないので駄作になります・・。

そこで演奏している従業員はキツイですね・・指揮をしてくれない、指揮をしても奏でさせてくれないのですから・・。

店長はパート・アルバイト採用の責任者である

採用の責任者。当然の話なのですが、面接を店長以外が行っている店舗を目にします。

これは、「最高の演奏をする気が本当にあるのか?」と疑う事態です。

店長も忙しいし、休みもあるので完全に店長が面接する、とはいきませんが優秀な店長は面接に最大の力を注ぎます。

誰に何を演奏してもらうかを決める訳です。こんな重要なファクターは他にあるでしょうか?

演奏者側としてはやったことのない仕事のヤリガイを伝え、興味をもってもらったものに適材適所配置するためには、面接時はもってこいの時間になるのに。

人材不足の店舗の大半が、店長以外が面接していたり、店長自体に人を見る目が無い場合が多くあります。

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人手不足の店長必見!続くアルバイトが集まる方法

時間はかかりますが、面接⇒採用⇒ガイダンス⇒シフト作成⇒戦力化の一連の流れに店長のオペレーションが全力投球できれば、とんでもないレベルの店舗が出来上がります。

まとめ

「店長は、オーケストラの指揮者のようなもの」

私はこの言葉を気に入っています。それはイメージを持ちやすいからです。店舗運営をしながら頭の中に曲が流れ、流れるように演奏してもらい、重要な箇所では盛り上げる。

演奏は生き物であり、時に人々に感動と興奮を与えます。

「私たちのお店を見てください」そして、「気持ちよく買い物を楽しんでください」という想いをシフトにも従業員の行動にも注ぎます。

小売とは売るだけではなく、販売の先にあるお客様を観客と見立て、毎日・毎時間を新たな気持ちで迎える演奏です。

最高の作品(店舗)を見て楽しんでもらいましょう!

(あとがき)

今日は作詞家にでもなったような気持ちで書きました(笑)

お陰様で、今日で50記事になりました!まだブログを開始し、駆け出しの3カ月です。

記事を書くことで、自身の頭の中もどんどん整理されてくるのがわかります。次は100と言いたいですが、60記事を目指してコツコツ頑張ります(笑)



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