部下が年上で面倒な場合の対処法
若くして店長になれば、部下が年上など普通にあることですが、少々面倒な場合があります。
それは、態度が悪い上に店長(上司)の言うことを聞かない場合です。
年上の部下の方の多くが気を遣ってくれて敬ってくれるのですが、本当に面倒な人はいるものです。その場合は、若手店長の苦労が絶えません。
今日はそんな最悪な場合の対処法について記載します。
嫌がらせがある場合の結論
ズバリ、辞めてもらいましょう。
これには賛否ありますし、労務問題に発展するため慎重に進める必要がありますが、「辞めてもらってけっこう」という毅然とした態度で臨みましょう。相手にとっても居心地が良くないのでしょうが仕方ありません。
注意点として、以下があります。
- なぜ、そのような態度になるのかはヒアリングする。
- 指示・命令に背いた場合は反省書など注意を口頭でするだけでなく書面化する必要がある(複数枚保管)
- 本部の人事や店長の上司(エリアマネジャーなど)へ現状を報告。
- 感情的になったら負けの意識。
- 言葉遣いには細心の注意を払う(面談となれば録音されているリスクがある)
間違っても「明日から来るな!」とは言わないことです。揉めた場合は本部から指示を受けた上で自宅待機がベターです。日本に関わらず労働者保護の観点が強いため、訴えられたら確実に負けます。
年上の面倒な部下は、自分を守るために知識だけは立派に持っているものです。変なところで足元をすくわれないように細心の注意を払いましょう。
しかし、辞めてもらって構わないという毅然とした態度で接しないと更に調子に乗ります。最悪の場合、全員を引き連れて辞めるなんて暴徒化する可能性もありますので注意が必要です。
年上の部下といっても、人としての上下関係ではなく、単なる会社での上司と部下の役割の関係です。店長も勘違いだけはしないことです。
そもそも何故、店長(上司)の言うことを聞かないのか?
理由は様々でしょうが、店長(上司)への信頼関係の無さが一番の理由かも知れません。
単に店長が若いからではなく、何か理由があるはずです。指示が不明確だとか、指示が不足だとか若手店長にとって耳が痛いこともありますが時間を設けて話をすることです。
私も過去に上司の言うことを聞かなかった時があります。その時のことを思い返すと申し訳ない想いになるのですが、普通にナメていました。。。
自身がそうだったから余計にわかるのですが、信頼関係がまるでなく会話すら元の上司からして来なかったので見ていて欲しかったのです。寂しい想いでナメていたのです。
ここに書いたように、改めて時間をとって話をしていたら年下の上司に指摘はしたでしょうが、真摯に聴いてくれていたら逆に申し訳ない気になります。寂しさ、悔しさが入り混じった感覚です。
面談時間を取ってくれた上司へ嬉しさも芽生えます。
年上の部下との面談方法
座り方
正面Bに座るのはNGです。横向きか、少しハの字で座るのが鉄則です。画像のAかCの位置です。Bは余計構えます。
録音する
密かに証跡をとるため、録音したいところです。録音していることは、相手には伝えません。本部と連携できるのであれば、承認を得て本部指示の元で録音しましょう。ここで怒号が飛ぶ場合には退職の決め手にもなり得ます。
あくまでこちら側は冷静に姿勢は正し、真摯に向き合う態度です。
会話の内容|珍獣との遭遇
- 普段の行動に関して客観的事実を伝える。
- 事実に対して、感情を入れない(見ていて気分が悪いなど感情表現は不要)
- 変におだてたりしない。
- 質問の後には間を作って、答えるまで相手にバトンを渡しておく(アドバイスしない)
- メモを取る(本部に報告する事をにおわせる)
年上の部下でも普通の社員であれば、面談の際は少なくとも敬います。その場を取り繕う態度も示さないのであれば異常です。もう辞めようとも思っているかも知れません。
このような時は、こう思ってみてください。
珍獣発見!!!
そうです。珍獣と会話していると思うのです。
怒りが抑えられませんか?
まとめ
良からぬ態度を取る年上の部下を持つ店長(上司)はキツイものです。出来れば味わいたくないでしょう。
でも、考え方によってはコミュニケーション力や自身の人間性を高めるためには最高の教材です。今の現状は面倒でも、後から思い返せば自身の力になっているはずです。
どのように解決したのかは、後輩へ教える立場になった際に活きます。困っている部下を助ける経験やテクニックは多い方が良いです。
気付いたら、自身の店長としての武器になっているはずと思い、チャレンジあるのみです。
おわり。
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