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”現役店長育成講師”が伝授|店長の魅力を高める「6つの力」

「リーダーシップ」「人材育成」など店長職に関連する、日々の仕事に必要な力を6つに分類しました。
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現場で“できた”を可視化する|目標が行動に変わる瞬間を逃さない

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こんにちは!森友ゆうきです。

今日は、目標設定とモチベーションについて、ちょっとワクワクするお話をしたいと思います。目標を立てるのは簡単そうに見えますが、それを達成するとなると一筋縄ではいきませんよね。でも、ちょっとした工夫で「やらなきゃ…」から「やりたい!」に変えられるんです。

1. 目標設定:『なぜ』を見つける重要性

目標達成の第一歩は、「何をするか」ではなく、「なぜそれをするのか」に目を向けることです。この「なぜ」は、あなたにとっての真の動機や価値観を反映します。たとえば、以下のように深堀りしてみましょう。

  • 表面的な目標:「売上を20%上げたい」
  • 深い『なぜ』:「スタッフの生活をより豊かにし、地域社会に貢献したい」

「なぜ」を明確にすることで、目標が単なる数字やタスクではなく、あなた自身の内なる信念や目的と結びつきます。このプロセスが、長期的なモチベーションを保つ基盤になります。

2. 小さな達成の積み重ねと脳科学的アプローチ

脳は「達成感」に対して報酬を与える仕組みを持っています。たとえば、大きな目標を達成する途中で、段階的に小さな成功体験を作ることは非常に効果的です。これには、「ドーパミン」が関与しています。

  • 長期目標:「1年で新規顧客を100人増やす」
  • 短期目標:「今週は新規顧客を5人増やす」
  • 即時目標:「今日中に2件の新しい連絡先にアプローチする」

こうしたプロセスを組み立てることで、継続的なモチベーションを引き出しやすくなります。短期間での成功が自信を生み、それがさらなる行動を駆り立てます。

3. 内発的モチベーションと外発的モチベーションのバランス

モチベーションは大きく分けると「内発的」と「外発的」の二種類があります。

内発的モチベーション

自分が純粋に好きなことや価値を感じることによって生まれる。

  • 例:「自分の店舗が地域の憩いの場になることが楽しい」

外発的モチベーション

報酬や評価、外部のプレッシャーによって生まれる。

  • 例:「年間の売上目標を達成し、報奨金を得る」

どちらか一方に偏るのではなく、この二つを上手に組み合わせることが、持続可能なモチベーション維持につながります。

4. 失敗から学び、次へのエネルギーに変える

目標達成の過程で失敗を経験するのは避けられないものです。しかし、重要なのは「失敗=終わり」ではなく、「失敗=学びの一環」と捉えるマインドセットです。以下の3つのステップが役立つでしょう。

  1. 冷静な分析: なぜ失敗したのか、何が足りなかったのかを具体的に考える。
  2. 代替策を模索: 次回同じ状況に立ったとき、どんな行動を取れば結果が変わるのかを計画する。
  3. 記録に残す: 学んだことや気づきを記録して、次の挑戦の際に参考にする。

失敗をポジティブに捉えることで、恐れずに新たな挑戦を続けられるようになります。

5. 人生の全体像を俯瞰する:目的地ではなく旅そのものを楽しむ

最後に重要なのは、目標達成そのものだけでなく、その過程を楽しむことです。目標は、人生をより豊かにするための「手段」であり、「終着点」ではありません。

考えてみたい問い

  • 「この目標を追求する過程で、私はどんな成長を遂げることができるだろう?」
  • 「この旅を通じて、私はどんな思い出を作りたいのだろう?」

過程を楽しむことで、モチベーションが目的志向からプロセス志向へと変わり、より安定した気持ちで挑戦を続けられるでしょう。

目標設定とモチベーションを深く考察することは、人生をより豊かにするためのヒントです。

6. まとめ:目標が“現場で形になる瞬間”をつかむ

目標設定の大切さを理解しても、実際の現場では「何をすればよいか分からない」と感じるスタッフも少なくありません。

だからこそ店長やリーダーができることは、「小さな成功の瞬間」を一緒に見つけ、言葉にしてあげることです。

たとえば——

  • 昨日よりも早く開店準備ができた
  • POPを自分で考えて設置してみた
  • 「いらっしゃいませ」が少しだけ大きな声で言えた

こうした行動の変化を見逃さず、「今のすごく良かったね」「それが成長の証だよ」と声をかけてあげることが、モチベーションの火を灯します。

現場には、目標が“数字”ではなく“実感”として表れる場面がたくさんあります。
それを一緒に感じられる環境が、信頼関係を育て、自然とモチベーションを高めていくのです。

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