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”現役店長育成講師”が伝授|店長の魅力を高める「6つの力」

「リーダーシップ」「人材育成」など店長職に関連する、日々の仕事に必要な力を6つに分類しました。
あなたの店長力を伸ばしたいとき、気になる力からぜひご覧ください。

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チェーンストア若手社員必見|5年目までに身につけるべき現場力とは?

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こんにちは!森友ゆうきです。

チェーンストア企業に入社した若手社員にとって、
「5年目までにどこまで成長できるか」は、今後のキャリアを左右する重要な分岐点です。

今回は、店舗運営を専門にしてきた私の視点から、
「フロアマネジャー(チーフ)・副店長(サブマネ)を目指すために若手時代に鍛えるべき力」をまとめました。

ちなみに5年目というのは、企業によって昇進スピードが異なるため、平均的に表現しています。

店舗面積が200坪未満中心の企業であれば1~2年。1000坪なら3年、1500坪以上なら3~5年というところでしょうか。

小売業にいる社員であれば上記意味は理解できるでしょう。

では、未来のリーダーを目指す皆さんへ、現場目線で役立つヒントをお届けします!


第1章|現場作業の「完全マスター」が第一歩

チェーンストア企業でまず求められるのは、現場作業の完全マスターです。

単に作業を「終わらせる」のではなく、
すべてのプロセスが、マニュアル・基準通りに行われているかを徹底して実行すること。

なぜなら、チェーンストアは、
本部が設計した標準化された理想作業を、現場が忠実に再現することで成り立っているからです。

標準作業を守ることで、

  • 作業のムダ、ムラ、ムラがなくなり
  • ローコストオペレーションが実現し
  • サービス品質が安定する(どの店に行っても同じサービス・同じ品質・同じ価格で提供する)

もしあなたの会社のマニュアルが不完全な箇所があれば、本部へ問題提起し、改善を促す主体性が必要です。

「作る人がいないなら、自分たちでプロジェクトを組んで作る」
これくらいの意識を持つべきです。

小集団活動(QC活動)とは?|店舗から会社を変える“現場発の力”と店長のスタンス

なぜなら、基準がなければ、多店舗展開はできないから。

なお、チェーンストアとは11店舗以上を持つ直営企業を指し、フランチャイズ業態は含まれません。

あなたの会社がチェーンストアであるなら、
20代のうちにあらゆる現場の作業「完全作業」をマスターする。
これが、未来のリーダーへの第一歩です。


作業標準化とは?店舗運営で“ズレ”を防ぐための考え方とMSOS導入法

標準化の意味を知りたい時はこの記事をご覧ください。

チェーンストア理論の中核である「マス・ストアーズ・オペレーション・システム(MSOS)」が完成すると200店舗以上が可能となります。


第2章|副店長を任される人が身につけていること

現場作業を完全にマスターした後に求められるのが副店長という役割です。

副店長に期待されるのは、単なる作業リーダーではありません。

店長を支え、現場を動かす右腕になること。

そのために必要な力は、次の3つです。

① 数字に強くなること(お客様理解力を磨く)

副店長に求められる数字力は、単なる売上管理ではありません。

お客様を理解するために、

  • 買上客数
  • 客単価
  • 買上品目数
  • 部門別坪当たり売上高

これらの数字を読み解き、「お客様が何を、いつ、どれくらい買っているのか」を推察できる力です。

いうならば、数字で”お客様のことが店内で一番わかる人”、それが副店長です。

それは、同規模他店と比較し、
売れている理由、売れていない理由をお客様視点で考え、
数字で答えられるレベルを目指します。

【2025年最新版】売上アップはこの公式で決まる!買上客数・買上率・入店客数の基本と実践例

【完全保存版】売上構成7公式で読み解く店舗経営|客数・客単価から在庫回転まで徹底解説

② チームビルディング力を磨くこと

副店長は、現場の空気を作る役割も担います。

パート・アルバイトスタッフと信頼関係を築き、
問題を早期に察知し、チーム力を引き出す。

そのための小さなコミュニケーションの積み重ねが大切です。

③ 「自店の強みと弱み」を言語化できること

売場で感じたこと、変化を、
自分の言葉で整理し、店長や本部に伝えられる力

現場発の発信力を磨くことが、あなたの存在感を高めます。


副店長の役割とは?店長の右腕として信頼される5つの心得


第3章|若手社員が持つべき「店長目線」とは?

最初から店舗全体を背負う必要はありません。

担当部門について、誰よりも詳しくなる。
これが若手社員に求められる「店長目線」の第一歩です。

部門売上、単品売上、SKU別の商品管理——
自分の担当領域だけは、店長よりも深く数字と現場を把握しましょう。

次に、少しずつ店舗全体を俯瞰する視点を持ち、
現場の流れ、シフトの動き、お客様の変化を意識します。

PL(損益月報)まで深く読むのは店長の領域ですが、
その未来を意識しながら日々を積み重ねることが大切です。

店長に求められる6つの力(知る力、育てる力、防ぐ力、変わる力、整える力、心の力)も、
この現場力の延長線上に育っていきます。


損益計算書は店長の通信簿|初心者でもわかるPLの読み方



まとめ|5年後、あなたは「任せられる人」になれているか?

5年目までの若手時代は、単なる修行期間ではありません。

現場作業の完全マスター
数字を通じたお客様理解
小さなチームのリード経験

これらを積み重ねることで、
あなたは確実に「任せられる人」へと成長していきます。

副店長、店長、その先のキャリアへ。

現場を誰よりも知り、動かす力。
それは、これからのあなたにとって最大の武器になるでしょう。

森友の視点|現場から、未来を変えよう

私は研修講師のため、多くの社員のかたと接するのですが、若手社員から「本部で改善改革を早くしたい」という声をよく聞きます。

焦る気持ちはわからなくはありません。大学の友人は”プロジェクトを任され”など武勇伝を聞くとより焦りますよね。

ただ、現場で不完全作業から脱却出来てない社員が本部に行っても、改善させることが出来てない姿も見てきました。

だからこそ伝えたい。

チェーンストア企業に入社したなら、焦らず、チェーンストア育成の原則を守りましょう、現場から未来を変えるヒントを得続けましょう。
どこまで作業を深堀り出来たのか?どこまで数字を把握出来てるのか?

あなたの今の積み重ねは、必ず未来を変える力になる。

あなたの挑戦を、全力で応援しています。



さらに学びたい方へ|チェーンストア理論シリーズ

チェーンストア企業で活躍するためには、
現場力だけでなく、チェーンストア理論そのものを理解しておくことも大きな力になります。

森友がわかりやすく解説した「チェーンストア理論シリーズ・10記事セット」はこちらからご覧いただけます。

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