こんにちは!森友です。
実業家・堀江貴文さんも、アドラー心理学から子育て論について強く共感したことをYouTubeで熱弁されていました。
堀江さんは、自らの幼少期を振り返り、「親に従うふりをしながら、内心では強く反発していた」と語っています。だからこそ、アドラーの
「人間は支配されるために生きているのではない」
という思想に共感し、対等な関係こそが本来の人間関係だと確信を深めたそうです。
アドラーは、親子関係についてこう語りました。
「親は子供に教えるな。対等に接しなさい。」
これは、上司と部下の関係にも、そのまま当てはまります。
新入社員は別にして、部下に対しては「教えよう」とするとうまくいかない。
一緒に考え、尊重し、気づきを促すことこそが、大切だと私も考えています。
今回は、アドラー心理学をヒントに「育てるマネジメント」のあり方を一緒に探っていきましょう。
【最新記事の目次】
第1章|「教えるな、対等に接しろ」という考え方
上司が上から目線で教え込もうとすると、部下の心は閉じてしまいます。
アドラーは、「人間関係に上下はない」と考えました。
店舗でも同じです。
部下に対しては、「一緒に考えよう」というスタンスを持つこと。
正しい答えを教えるよりも、対話を通じて「気づき」を引き出す方が、
部下の自発性と成長を促すマネジメントになります。
第2章|失敗した部下を叱るのではなく“納得できる説明”を
ミスをした部下に感情的に怒るのは簡単です。
でも、怒りは行動を止めるだけで、成長を促しません。
アドラーは、「失敗とは挑戦の証」だと捉えます。
だから、失敗した部下に対しては、
「なぜこの方法のほうが良かったか」を一緒に考えること。
納得できる説明を通して、部下自身が次の行動を選び取れるようにサポートする。
それがリーダーシップです。
失敗した部下にかける店長の言葉は?“信頼される一言”の伝え方
第3章|勇気を持って“今”を選びなおす
アドラーはこう言います。
「勇気を持って“今”を選びなおす」
「変わらない人などいない」
過去にどんな反応をしてしまったとしても、
今この瞬間から、違う選択をすることができます。
たとえば、いつも叱ってしまう場面で、
「今回はまず挑戦を認めよう」と選びなおす。
そんな小さな勇気の積み重ねが、チームの空気を変え、
店舗全体の成長へとつながっていきます。
森友の視点|リーダーは“学び合う存在”でいい
アドラーは、親子関係を「教える側と教わる側」という上下で捉えるのではなく、
互いに学び合う関係だと説きました。
それは、店舗マネジメントにもまったく同じことが言えます。
部下も、同僚も、自分とは違う現場感や視点を持っています。
ときには、リーダーである自分が気づかなかった大切なことを教えてくれることもあります。
子育てから学ぶことがあるように、
部下や仲間からも学び、共に成長していく。
リーダーは完璧でなくていい。
対等な学び合いの中で、現場も自分も変わっていく。
そんなチームづくりを、これからも一緒に目指していきましょう。
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