こんばんわ!森友です!
これまで30代・40代店長を中心として店舗運営のノウハウや人材教育やマネジメントを中心にブログを書いています。
私は、店舗運営歴20年で2社を通じて「店長・マネジャー」を楽で楽しくする考え方を提供しています。簡単なプロフィールを貼っておきますので興味がありましたら見て頂けると嬉しいです。森友プロフィール
今回は、20代の若手フロアマネジャーの役割についての記事になります。
会社によって呼び方が違うと思いますが、要するに初めて部下を持つ上司になる役職のことを指しています(「〇〇マネジャー」、「チーフ」など同意語として使用しているかもしれませんが「フロアマネージャー」で統一して記載します)
初めてのマネージャー職に就く人にとっては、荷が重い‥。と思ってると思いますので、その一助になれば幸いです。
なめられないように、敢えて荷を重くすることはありません。
20代フロアマネジャーの役割とは上司じゃなく先輩です。
「やっと上司になった!」と喜んでいる人は、少し立ち止まった方が良いでしょう。
上司という役割を貰ってはいますが、店舗の責任を取れる立場にないのが、フロアマネージャーであったりチーフと呼ばれる役割のはずです。
ある部門を任されたのは、「責任感」を持たる意味や「育成」のためであって「上司」と思うことは様々な勘違いを生みます。
部下の評価者なのか?を1つの基準としてみてみると、評価者であれば「上司」。評価者でないのであれば「先輩」と分けられます。
評価者でないのであればトライアル、完全なる準備期間です。
上司ズラするフロアマネジャーの末路
ある店舗で働くAさんは、フロアマネージャーで着任する早々に店舗の問題に気付きます。
自分に対する挨拶がない、報告してこない、やる気が感じられない。
数時間は我慢したのですが、もう限界だと思い、少し気の合いそうな後輩に相談しました。
「この店って、なんでこんなに元気がないの?」
これを聞いたBさん(部下)は、以前のフロアマネージャーの問題を打ち明けます(自分で仕事をして指示をしてくれなかった等)
Aさんは、「私が変えるしかない!」という思いが出ます。そこで翌日の朝礼の時間を借りて、この店が元気がないこと、報告をしてこないことを伝えます。
朝礼を終えて、自分から元気よく挨拶をし、店舗の雰囲気を変えようと気合を入れます。指示出しの回数を増やし、上司としての行動を開始するのです。
5カ月ほど経ち、フロアマネージャーという仕事に慣れた頃に本部から人事部が面談に来ます。
「Aさんの言動について少しお話を聞いていいですか?」
店舗のために一肌脱いだはずが‥
Aさんはお店の問題点を改善しようと努力されていましたが、結果として孤立する形を生んでいます。
お店は、誰かが努力して変えようと思えば簡単に変わるものです。小規模であればある程カンタンに。
では、Aさんに欠けていたものは何でしょうか?
それは、「フロアマネージャーという役職に対する認識」です。
あくまで店長のサポートであるべきフロアマネージャー
ガツガツと仕事をこなして部下に指示をするは、素晴らしいことです。
客商売ですから、スタッフのお客様に迷惑のかかる行為は即時、訂正してあげないといけません。
なかなか見て見ぬふりはできないのが現実でしょう。
ただ、着任早々に個人の行動を訂正するのが本当に正解なのでしょうか?
時間を武器にするのであれば、それをするのは店長の仕事です。
ニュアンスが文字だと伝わりにくいかも知れませんが、アドバイスをする名目であればOKですが、最初から指導されたと思わせないような言動が必要です。
店長にとっても、勝手に指導していれば自分の部下を否定されてるように伝わるかも知れません。
自分の考えを店長に相談したうえで、時間をおいて丁寧に正していく形が良いでしょう。
あくまで、フロアマネージャーという役職は店長のサポートです。
煩わしいと思うこともあるでしょうが、周囲との関係を学びその中で自分を発揮していくことが、社会勉強にもなっていきます。
まとめ
いかがでしょうか。
20代で任されたフロアマネジャーという役割は、上司じゃなく先輩だと思うくらいで丁度いいと思います。
急に何かを変えようとして行動すれば、様々なところでボロが出ます。
躍起になって行動するよりは、先輩として後輩の教育にあたるという心意気の方がうまくいきます。
「初めての上司」などという本を読むと、部下教育などという勘違いさせる表現がたくさん出てきますので注意が必要だと常々思っていました。
自分が変えようと思うのではなく、みんなと一緒に変えていく。
そのために必要なことは信頼関係です。
以下の店舗運営テクニックの中にそのエッセンスはたくさん書いていますので、興味がありましたら見てください。
今日も最後までみて頂きありがとうございます(^o^)丿
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