何をするかではなく、何をしないかを決める
私たちは常に成長を求め、何をすれば成長できるか、成功できるかと考えがちです。
その考えは決して間違いではないのですが、時間とお金は有限です。
何かをやるなら、何かをやめた方がいいでしょう。
それも数を多く。
やめようか、どうしようか・・と悩むなら思い切って一度やめるのです!
やめる効果は想像以上に時間とお金を生みます。
「そんなことを言ってもなぁ・・」という内なる声が聞こえてきそうですが(笑)
昨日、私はこんなツイートをしました。
(2年以内にやめたこと👍)
①車
②ジム
②タバコ
③パチンコ
④イヤな仕事
⑤グチを言う事
⑥コーヒーの砂糖
⑦自己中心的な考え
⑧行きたくない飲み会
⑨ブランドの私服を買う
⑩通勤距離がある家に住む止めることを決めて時間が生まれ、前に進める実感が湧いてきた。#始めての斜めのツイート
— 森友ゆうき@ストレスフリーな店長を育成したがりブロガー (@yuki_moritomo) June 28, 2019
正確には、もう少し前に手放していたこともあります。車5年前、タバコ4年前のように。
ですが、誘惑は襲うもので「やめた」と決めたときは2年前、として書かせていただきました。
②ジムは、良いことなのですが、行くことが億劫になったのでやめています。
①②③⑧⑨⑩をやめることでの、お金と時間の影響は大きくあると思います。
今はこの分を自己投資に充てています。ブログでアウトプットするのも、大事な自己育成でもあります。
⑥はアレルギーの原因の1つだと知って。
④⑤⑦は、会社員でありながら仕事を選びますので、グチもストレスも無くなった・・というのが現在です。
スティーブ・ジョブズから学んだ「集中」の哲学
「最も重要な決定とは、何をするかではなく、何をしないかを決めることだ」
スティーブ・ジョブズ
グーグル創業者のラリー・ペイジが、スティーブ・ジョブズに経営についてのアドバイスを求めた際にジョブズがアドバイスした言葉です。
有名な言葉なのでご存知の方も多いでしょう。
当時、ジョブズはアップル社に戻った際に、それまでの商品ラインの70%をカットし、30%のラインに絞ったといいます。当時のアップル社は商品数が多いことでお客に混乱を招いてることを指摘し、大胆に削減をしました。
この概要をもう少しお伝えすると・・
当時アップルはウィンドウズとの競争に負けじと多くのモデル展開をするという戦略を取っていました。
しかし、アップルの強みはそこではないと判断したスティーブ・ジョブズは、「アップルのコンピューター【Mac】を使うことで、顧客の生活がどのように変化するのか、仕事がどのように変化するのか」に集中してブランド力を高めよう!と訴えたのです。
そして、人材や資本をMacの中心事業だけに集中させました。
働く身として、混乱が大きかったと想像します・・・
ただ、この「やらない」決断・集中が無ければ、今の私たちの生活に欠かせないスマホは無かったかも知れません。
それか巨大だったか。
「何をするかではなく、何をしないかを決める」
ムダを排除し、必要のないものは徹底的に削ぎ落としていく。本当に集中すべきことを徹底的に突き詰めていく。
私たちの人生にも大いにに当てはまることだと思います。
タバコなど、どうやってやめるのか?
タバコなど、やめたくてもやめれないという人は多くいるでしょう。
私の場合、タバコはすんなりやめています。
20歳から39歳まで19年間、毎日平均並みに吸っていましたのですが、その影響で一瞬だけ左半身マヒになることが何回かあり「タバコやめよう・・」と思えました。
そのうち1度、救急車で運ばれた・・というのも影響しています。
血管が脳で詰まったんです。
幸い、大事には至らず手術もしていません。
この時の救急車の音「ピーポーピーポー」、左目が見えなくなる感覚、救急病院の水色の制服が今でも記憶に残っています。
このように、命の危機や止める理由があればすんなりやめれるものだと思います。
ただ、これらは特殊でしょうから何も命に影響を感じないのであれば、自分でやめようと思う意思の強さは多少なりとも必要でしょう。
パチンコなどギャンブルも快感を得たくて、快感が忘れられなくてやめれませんものね。。
今の私は、この時間があれば、どれだけ自己育成できるだろうと思います。
これも人生のビジョンが明確になったことが影響しています。
やらないことを決めて、やりたいことに時間を使おう!
やらないことで生まれた時間とお金は、以下のように使えます。
- 趣味
- 家族との余暇(今年長女が生まれました)
- 読書(毎日1冊)
- セミナー受講(私は多くを心理学NLPにかけています)
- ブログ(今年3月から開始)
- 副業(現状、手を出していません)
- 投資(不動産、株)
どんどん「やらないこと」を決めて、「やりたいこと」に投資しましょう。
順番は、なりたい姿を決める⇒やらないことを決める⇒やりたいことを決めることが理想
なのかも知れません。
やりたいことを決めてから、やらないことを決めるでもいいのですが、お金をどこから生むかが決まらないので、自己投資にかけるお金も極小になります。当然ですが、かけるところにかけないと多くのリターンが生めません。
例えば、「無料のセミナーに行く」もしくは、「3000円のセミナーに行く」などです。
国のセミナーであればある程度、利害が一致しますが、普通は無料や数千円での本当に役立つ情報は教えません。
本だって、1~2冊程度読んで人生好転することは皆無でしょう。
人生を変えるのであれば
最低でも100冊読んでどうか?のレベルです。
時間とお金が掛かるのです。
やらないことを決めることで、やりたいことを100%やり切った人生にしましょう。
でも、「なりたい姿」が無い人は・・
なりたい姿が無い・・これは正直、頑張れないだろうと思います。
頑張っても、なりたい姿が無いのでどこに向かうかが不明確です。
方向性が定まらないと自己投資も将来への投資も出来ないでしょう。
そもそも、やらないことを決める意味もありません。
「今を生きる」カッコイイですが、これは「なりたい姿」があって、逆算して「今を生きる」という意味が正しいと思います。
私は会社で店長研修をしていますので、その際に言うことがあります。
「ビジョンを明確に決めて、逆算しよう」と。
例えの言葉は以下を使います。
タクシーで行先を言わないと連れて行ってくれないのと同様に、人生にも行先を決める必要があるのです。
お客:「イイ感じのところに行ってください」
ドライバー:「はい?それは困ります・・どこですか?」
お客:「それでは、南の方にお願いします」
ドライバー:「南のどこでしょうか・・?」
けっこう、多くの人が「なりたい姿」を持ってないのかも知れません。
持っていたら、もっとギラギラしていると思うのです。
やらないことリスト|セルフリーダーシップ
今日は、「やらないことを決める効果」について書きました。
最後に「やらないことリスト」について触れて終わりにします。
今考えた「やらないことリスト9」
- 30%自分の気持ちに迷いが出たらやらない
- 自分じゃなくても出来る仕事はやらない(忖度は極力減)
- 人に期待しない
- 全部自分でやろうとしない
- 気合を入れない
- ダラダラとした時間を過ごさない
- ムリ、できない、わからないと心で言わない
- ムリして引き受けない
- したくないことはしない
スティーブ・ジョブズの「最も重要な決定とは、何をするかではなく、何をしないかを決めることだ」から考えています。
タバコ、パチンコとか行動ではなく、思考のクセでも考えられます。
ぜひ、皆さんもリスト化してみることをお薦めいたします。
自分を牽引・リードする力、これがセルフリーダーシップとなるのです。
今日も見て頂きありがとうございます。