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モダンとシンプルの違いとは?インテリア初心者にもわかるリビングスタイル解説
こんにちは!森友ゆうきです。
今回は、毛色を変えてインテリアについての「コラム」として気軽に見てください。
「シンプルな部屋にしたい」「モダンでおしゃれな空間に憧れる」
そう思ってインテリアを整えようとしても、意外と違いがわからないまま進めていませんか?
この記事では、よく混同されがちな「モダンスタイル」と「シンプルスタイル」の違いを、リビング空間を例にわかりやすく解説します。
- モダンって、いつからあるスタイル?
- シンプルとモダンの決定的な違いとは?
- “今どき”の空間にしたいなら、どう選ぶ?
画像と比較表を使って、初心者の方にも一目でわかるようにまとめました。
自宅のリビングを整えるときのヒントに、ぜひご活用ください。
このような記事を書くと、私の所属している会社がバレそうですが、惜しげもなく説明しようと思います!
この内容は自己育成の賜物ですので、社内情報は一切関係ないことをお伝えします。
モダンスタイルの原点は“近代建築”にあり
「モダン=現代的」と思われがちですが、インテリアにおけるモダンスタイルの始まりは、1920年代の近代建築運動です。
代表的なのが、建築家ル・コルビュジエの《シェーズロングLC4》。無駄を省き、構造美と機能を重視するデザイン思想が今も受け継がれています。
- 直線や幾何学的なフォルム
- 金属やガラスなどの硬質素材
- 黒・白・グレーを基調にした色使い
▲直線と素材感を活かしたクラシック・モダンな空間
モダンにも“古い”と“新しい”がある
一言で「モダン」と言っても、1970年代のモダンと2020年代のモダンでは印象がまったく異なります。
当時の黒光りする応接セットや直線的すぎる家具は、今見ると少し“ふるくさく”見えることも。
つまり、モダンを取り入れるなら「どの時代のモダンか?」を意識する必要があります。
▲素材や色に変化を加えた“今の感覚”に合ったモダン
ネオ・モダン|冷たさを抑えた“今どきのモダン”
最近は「ネオ・モダン」や「ソフト・モダン」と呼ばれる、より暮らしに寄り添ったスタイルが主流になっています。
特徴は以下の通り:
- グレーやベージュを基調にしたニュートラルな配色
- 木の温もりを加えることで冷たさを軽減
- 曲線的な家具や間接照明で柔らかさを演出
▲無機質さと温かさを両立した、現代的な“モダン”のかたち
シンプルスタイルとの違いをはっきり言えますか?
ここで、多くの人が混同しやすい「シンプルスタイル」と「モダンスタイル」の違いを比較してみましょう。
観点 | モダンスタイル | シンプルスタイル |
---|---|---|
起源 | 近代建築運動(コルビュジエ、バウハウス) | 北欧・日本の“余白”文化、ミニマリズム |
特徴 | 構造や素材を“見せる”デザイン | 目立たず、静けさと調和を演出 |
素材 | 金属、ガラス、レザーなど硬質素材 | 木、布、植物など自然素材 |
印象 | 洗練・都会的・かっこいい | 落ち着く・やさしい・自然体 |
例 | 黒革ソファ+ガラステーブル | 白壁+木製家具+観葉植物 |
▲白と光を活かした“気配を消す”シンプル空間
▲木と布で生活に馴染む、自然体なスタイルの典型
まとめ|どんな空間に“したいか”が答えをくれる
「モダンにしたい」と思ったとき、まず問うべきは“今のモダンか?”です。
そしてその先には、「誰のための空間か?」という問いがあります。
シンプルとモダンは、どちらが優れているという話ではなく、
空間に求める“印象”や“役割”に応じて選ぶべきものです。
- かっこよく、洗練された雰囲気にしたいなら「モダン」
- 落ち着いて、自然体に暮らしたいなら「シンプル」
今日は、よく混同されがちな「モダンスタイル」と「シンプルスタイル」の違いを、リビング空間を例にわかりやすく解説しました。
ぜひ、あなたの“暮らしの目的”に合ったスタイルを選んでみてください。