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「誰かに聞けたら一瞬だったのに」|ナレッジがつながる“現場イノベーション”のはじまり
こんにちは!森友です。
現場で起きる問題には、大きく2種類あると感じています。
- 1つは、マニュアルを読めば解決できる「定型的な業務」
- もう1つは、マニュアルには載っていないけれど、誰かが“答えを持っている”非定型な課題
今回、私たちが取り組もうとしているのは後者です。
つまり、「誰かに聞けたら一瞬で解決したのに……」という問題を、どうすれば解決できるか?というテーマです。
■ テーラーメードな現場の悩みは、誰に聞けばいいか分からない
例えば、現場でこんな声が上がっています:
- 「カーテンキャンペーンで1位を取りたい。でも、過去に1位を取った人のコツを誰も知らない」
- 「ドラム式洗濯機でよく売れているスタッフの“接客フレーズ”を知りたい」
- 「カッターナイフが危ない。でも、誰に相談すれば安全なものに変えられるか分からない」
これらは、すべて“誰か”が答えを持っている可能性が高い。でもその「誰か」にたどり着けない。それが現場のもどかしさです。
■ AIと人をつなぐ仕組みをつくる
私たちは今、小集団活動の中で「社内ナレッジ共有プラットフォーム」の構想を練っています。
目指すのは、こんな仕組みです:
- AIに「この件、詳しい人は?」と聞くと、関連する社員がすぐに出てくる
- その人の得意領域・支援スタンス・どんな想いを持っているかまで“見える化”されている
- 困っている現場と、知っている誰かが、素早く繋がる
この仕組みがあれば、マニュアルではたどり着けない「現場の知恵」が、社内の資産として循環し始めます。
■ 知恵と信頼が循環する会社へ
安全なカッターに変えた店舗の取り組みが、他店に伝われば事故は防げる。
売れている接客トークが社内で共有されれば、新人スタッフも自信を持って売場に立てる。
私たちは、そんな“知恵と信頼が循環する会社”を目指して、小さな一歩を踏み出します。
■ 最初の一歩は、小集団から
この仕組みは、最初から完璧に整うものではありません。
だからこそ、まずは私たちの小集団活動から実験的にスタートします。
・AIを使った知識マッチング
・社内の得意を見える化するしくみ
・相談が自然に発生する導線
まずは一歩ずつ、現場の声と本部の知恵、そしてAIの力を組み合わせていきます。
■ 最後に
もし、今あなたの周りにも「誰かに聞けたら助かるのに」と感じている人がいれば、
この取り組みを一緒に広げていけたら嬉しいです。
現場の声が、会社を変える——そのはじまりを、私たちの手で。
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そんな仕組みのひとつが、小集団活動(QC活動)の話です。
売上や業務効率だけでなく、スタッフ一人ひとりの意識が変わっていく。
でも、成功のカギは“店長やエリアマネージャーがどう関わるか”にかかっています。