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【森友流M3】支援型コーチングで育てる!スタッフが考え動く力を引き出す方法
森友流|M3 支援型 コーチング編
こんにちは!森友ゆうきです。
今回がシリーズ記事4作目になります。まだ過去記事見てない場合は、こちらからご確認ください。
M1新人スタッフが作業を覚え、M2自信を持ち始めたら、次の育成ステージに進みます。
それが、M3【支援型】コーチング編です。
ここからは、スタッフに「考えさせる」「判断させる」ことが重要になります。
ただ作業を指示するのではなく、問いかけを通じて思考を深めさせる段階です。
ここで改めてマスタリーモデルを振り返ります。
マネジャー育成スキルの分かれ道
この段階こそ、マネジャーとしての育成スキルの分かれ道!!
コーチングを理解し、現場で使いこなせるかどうかで、店長業務は大きく変わります。
スタッフと一緒に店を盛り上げる組織を作れるか、店長・社員だけが苦労する店にするか——。
その分岐点が、この「支援型」育成にあります。
M3育成の目的は「思考力を育てる」こと
M3段階のゴールは、スタッフが自ら考え、行動できる力を育てることです。
- 「この状況、どう対応すればいいと思う?」と問いかける
- 「もし売場が混雑してきたら、どんな行動を取る?」とシミュレーションさせる
- ミスが起きたら「次はどう防ぐ?」と再発防止策を考えさせる
指示ではなく質問で導く。
これが、M3支援型コーチングの基本スタイルです。
支援型コーチング|問いかけ例集
M3段階では、スタッフの考える力を育てるために、次のような問いかけを活用していきましょう。
- 「この売場をもっと見やすくするなら、どこを工夫する?」
- 「時間が足りないと感じたとき、どんな優先順位をつける?」
- 「新しい商品が入ったとき、どんな提案をしてみたい?」
- 「今のやり方でうまくいかなかった場合、どんな別案が考えられる?」
問いかけに対して、すぐに正解を教えるのではなく、「あなたならどうする?」を基本姿勢にすることが、思考力を引き出す鍵になります。
支援型コーチングのポイント
- スタッフの考えを否定しない(まず受け止める)
- 気づきを促す質問を投げかける
- 成功体験を一緒に喜び、承認する
- 失敗も学びとしてポジティブに扱う
スタッフが「自分で考えて行動した」「自分で工夫できた」という小さな達成感を積み重ねることが、成長を加速させます。
森友コメント|教えるから支えるへ
M1・M2までは、教えること(ティーチング)が育成の中心でした。
しかし、M3では、教える育成から、支える育成へステージが変わります。
スタッフが失敗しそうなときも、すぐに手を出さず、考えさせる余白を持つこと。
これができると、スタッフの自走力が一気に伸び、現場力そのものが底上げされます。
まとめ|「支援型リーダーシップ」で店を変える
M3支援型育成では、問いかけと承認を軸に、スタッフの自立を支援していきます。
店長・社員だけが頑張るのではなく、スタッフ一人ひとりが考えて動く店へ。
それを実現するのが、支援型コーチング育成です。
ここで焦って「委任型(M4)」へ急がないこと。
十分に支援型を丁寧に行い、スタッフ自身が自信を深めたとき、自然に「任せる」段階へ進むのです。
その未来には、自ら考え、行動し、成果を生み出すスタッフたちが育っています。
そして、あなたは真の意味で「任せるリーダー」へと進化するのです。
▶︎ 森友流スタッフ育成マスタリーモデル【全体解説はこちら】
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育成マスタリーモデルの最終話です。「あとがき」もあります。
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2025年4月27日|森友ゆうき