こんにちは!森友ゆうきです。
都市型スーパーとして異例の成長を遂げている「まいばすけっと」。
わずか30坪ほどの店舗ながら、生活圏に深く入り込み、すでに全国で1,200店舗超を展開中。
本記事では、小売業の店舗運営者向けに、
「なぜここまで都市で受け入れられているのか?」という視点で、出店戦略の本質に迫ります。
【最新記事の目次】
板橋区に見るドミナントの極み
東京都板橋区には、確認できる限り50店舗以上のまいばすけっとが密集。
駅前だけでなく、住宅街の交差点や路地裏までもカバーし、
たとえば
「徒歩3分圏内に3店舗ある」というケースも珍しくありません。
これは単なるドミナントではなく、
「生活導線そのものを占有している」といっても過言ではありません。
このドミナント戦略は首都圏各地の生活インフラに溶け込んでます。
居抜き物件に強い=出店ハードルの低さ
30〜50坪で成立するビジネスモデルに加え、
まいばすけっとは居抜き物件にも柔軟に対応。
元テナントの設備が残っていても活用し、
出店スピード・コスト面の両面で他業態を圧倒します。
これこそ、都心部の“空きテナント問題”に対する
極めて実用的なソリューションです。
スーパー0分=物件価値の向上
PR TIMESより画像引用
「まいばすけっと」が1階に入ると、入居者にとっては
“玄関から30秒でスーパー”という価値が生まれます。
これは利便性だけでなく、
分譲・賃貸物件における「住みたい理由」にも直結。
結果として、空室リスクの低下や
資産価値向上につながるメリットをもたらします。
イオン傘下×長期契約=安心のテナント
出店母体は流通最大手・イオングループ。
資本の安定性とブランド信用力に加え、
出店契約は基本30年以上の長期設計。
不動産オーナーにとっては、
「空けたくない」ではなく「ぜひ入ってほしい」と言わせる稀有なテナントです。
まとめ|“生活インフラ”としての価値
まいばすけっとは、単なる小型スーパーではありません。
その出店戦略は、
- 都市の“スキマ”を埋める
- 街の回遊を生み出す
- 不動産価値すら高める
極めて完成度の高い都市攻略モデルです。
小売業の現場を預かるすべての方にとって、
学ぶ価値のある“仕組みと選ばれ方”が詰まっています。
この出店形態は今後、地方へも勢力を拡大し、国民にとって無くてはならない存在へと躍進することでしょう。