こんにちは!森友ゆうきです。
みなさん、無印良品の宿泊施設「MUJI HOTEL」「MUJI BASE」「MUJI STAY」って、ご存じですか?
- ベッドも、家具も、照明もすべてMUJI製
- 白と木目を基調にした、シンプルで美しい空間
- そして何より、“暮らしを丸ごと体験できる宿泊施設”
一泊したら、「このまま引っ越したい」と思うような場所なんです。
【最新記事の目次】
第1章:「暮らしを売る」ための最終兵器=“泊まれる空間”
MUJI公式HPより
MUJI STAYがすごいのは、モノを売ることが目的じゃないところです。
目的は、MUJIの“世界観”を「五感」で体験してもらうこと。
- 手触り
- 匂い
- 明るさ
- 空気感
- 生活動線
これを体験してもらった上で、
「気に入ったら、同じものを家でもどうぞ」
という販売導線が整っている。
つまりこれは、体験→共感→購買という完璧なブランディング導線なんです。
第2章:このMUJI STAYモデル、ニトリがやったら最強じゃない?
ここでふと思いました。
これ、ニトリがやったら…めちゃくちゃ強くない?
なぜって?
だってニトリには、家具も、キッチンも、カーテンも、照明も、寝具もある。
家一軒まるごと「ニトリだけで暮らせる」んです。
そして物流も強い。全国に店舗もある。配送網もある。
組み立てサービスもある。
つまり…
「泊まれるニトリ」、やれちゃうんです。
第3章:「NITORI STAY」妄想してみた
さあ、妄想スタート。
たとえば、札幌・福岡・軽井沢に「NITORI STAY(仮)」がオープン!
- ベッド:Nスリープで熟睡
- 枕元のライトもニトリ
- キッチンは全アイテムが「お、ねだん以上。」
- 壁の時計も、ラグも、全部ニトリ製品
- 得意のトータルコーディネート(ナチュラル戸建て、モダン戸建て、和モダン戸建て、フェミニン戸建て・・)
そして部屋の中には、こんなポップ:
🛒「この部屋の家具、ぜんぶ買えます!」
☑ 商品リストをスマホでチェック
☑ 気に入ったらその場でカートへ
☑ 3日後には自宅に到着!
もう完璧です。
第4章:民泊との相性も抜群すぎる
MUJIはホテル型ですが、ニトリが目指すなら、Airbnb型の“戸建て民泊”がベストマッチです。
なぜなら…
- ニトリは 【カチタス】に出資しています
- カチタスは、中古住宅をリノベして再販する会社
- ニトリは、その住宅に家具を入れて“まるごと提案”できる
- 出店・改装をする店舗開発も自前化している
ということは…
「カチタス×ニトリ×商品開発」で、全国に“泊まれるニトリモデルルーム”を作れる!
宿泊体験後に「この家、買いませんか?」も可能。
あるいは「この家具セットだけ買いたい」も可能。
もう、妄想というより戦略にしか見えないレベルです。
第5章:「泊まれる体験」は、店長教育にも効く
NITORI STAYがあれば、店舗運営のリアルなトレーニングもできます。
- ベッドメイキング → 清掃クオリティの教育に
- 滞在レビュー → 顧客視点の育成に
- 故障対応 → トラブル対処力の訓練に
- コーディネート提案を実際の築古戸建を丸ごとやることでお客様にスタイル提案ができる
- そのままモデルルームになる
民泊施設はまさに「縮小版の店舗現場」。
教育の場としても、これ以上ない実践体験になります。
まとめ|MUJI STAYに続け、NITORI STAY構想
無印良品が先に仕掛けた“泊まれるブランド体験”。
そこには、
- 世界観の共有
- 顧客との共感
- 体験を通じた購買
という、極めて高度なマーケティングの仕掛けがあります。
でもニトリにも、
- 圧倒的な商品力
- 圧倒的な物流力
- 圧倒的な現場力
があります。
空き家問題も丸ごと解決できます・・・。
だからこそ、MUJI STAYを超える“お、ねだん以上。”のリアル体験空間を、ぜひニトリにも創ってほしい。
その日が来たら、真っ先に泊まりに行きます!
また妄想企画でお会いしましょう(笑)
今回は、無印良品の宿泊戦略をヒントに、「ニトリが民泊に参入したら?」という妄想を広げてみました。
でも実は、企業の未来を考える時、こうした“真面目な妄想”こそが、次の一手を生むヒントになると私は思っています。
また思いついたら、全力で妄想します。
次回の妄想企画も、お楽しみに!