こんにちは!森友ゆうきです。
店長や現場リーダーの魅力を高める「6つの力」シリーズ。今回はその中のひとつ、防ぐ力についてお話しします。
私は2年半前の47歳のとき、突然脳梗塞で倒れました。左半身に麻痺が残り、講師としての仕事はもちろん、日常生活にも支障が出ました。
ですが私は、制度によって守られていたのです。
「LTD制度(長期障害補償制度)」のおかげで、私は収入を気にせず、リハビリに集中することができました。
今日はその経験をもとに、「防ぐ力」とは何か、そしてあなた自身やチームを守るには何が必要なのかをお伝えしていきます。
【最新記事の目次】
2. LTD制度という“守りの仕組み”を知っていますか?
LTD制度(Long-Term Disability)とは、病気やケガで長期間働けなくなった際に、収入の一部を補償してくれる福利厚生制度です。
項目 | 内容 |
---|---|
対象 | 長期の就業不能(脳梗塞、がん、うつ病など) |
給付 | 通常は月給の60〜70%、企業によっては上乗せあり |
給付期間 | 定年まで or 数年(制度設計による) |
保険料 | 会社全額 or 一部自己負担(オプション追加可) |
私の会社にもこの制度があり、任意加入で毎月数百円の追加で保障割合を80%に設定していました。
この制度があったおかげで、収入の心配をせずにリハビリに専念することができました。
その結果、左半身の麻痺も少しずつ改善し、現在では日常生活の多くが可能になっています。
💭 私自身が感じている“きっかけ”について
脳梗塞の直接の原因は明確にはわかっていませんが、私はコロナワクチンの影響があったのではないかと感じています。
というのも、発症のわずか2ヶ月前に受けた人間ドックでは、血液や循環器を含めて一切の異常がなかったからです。
講師としての立場もあり、私はワクチンをいち早く、全回数接種していました。
もちろんこれは医学的に断定するものではなく、今後この件を追及するつもりもありません。
ただ、入院中に看護師の方から「コロナ後、30〜40代で脳梗塞になる患者が非常に増えた印象がある」と聞いたことが強く印象に残っています。
現に私を除く同室の3名中2名が50代未満に見えました(プライバシーに配慮し、確認はしていません)
体の中で何が起きていたのか──予想できなかったからこそ、備えが必要だったのだと、今は感じています。
3. 防ぐ力は「自分や家族の未来を守る力」
防ぐ力とは、トラブルを未然に回避するだけではありません。
予期せぬ出来事が起きたときに、自分や家族を守れるかどうか。それも大切な「防ぐ力」なのです。
特に、現場の店長やリーダーは心身ともに大きな負荷がかかるポジションです。
だからこそ、制度や仕組みで自分を守ることが、長く働き続けるために欠かせません。
会社にLTD制度が導入されているなら、加入しているかどうかを今すぐ確認してください。
そして、数百円の追加で保障割合を高められるのであれば、それも立派な「防ぐ力の選択」です。
防ぐ力とは、「未来を守る準備力」。
今この瞬間から、自分や家族の未来を守る一歩を踏み出しましょう。
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4. あなたの会社にはLTD制度、ありますか?
LTD制度は、企業によってはすでに導入されていても、自分で申し込まなければ対象にならない「任意加入」のケースが多くあります。
つまり、「制度はあるけど、使えなかった」「知らなかった」では済まされないのです。
✅ 今すぐ確認したいチェックリスト
- 会社にLTD制度(長期障害補償制度)は導入されているか?
- 自分はその制度に加入しているか?
- 補償の割合は何%になっているか?(60%?70%?)
- 月額負担を少し増やせば、補償割合を引き上げられるか?
店長の仕事は、自分だけでなくスタッフや店舗全体を巻き込む責任があります。
あなたが突然現場を離れることになった時、備えがあるかどうかは、チーム全体の安定性にもつながるのです。
5. 人生を“補償で守る”という選択
昔のように「根性・気合・責任感」だけで乗り越える時代ではありません。
制度や仕組みで自分を守るべきです。
特に企業では、人的資本経営という考え方が広まり、
従業員を「守る」「育てる」ことが経営戦略の一部になりつつあります。
防ぐ力とは、「何が起きても、自分の未来を守れる選択をしておくこと」。
それは気合ではなく、準備と仕組みの力で成り立ちます。
何のための会社員なのか…
会社員こそ、制度で守られるべきです。
そしてそれは、チームや家族の安心にもつながるのです。
6. まとめ|“防ぐ力”は、未来を守る準備力
今回のテーマ「防ぐ力」は、何かを未然に防ぐだけでなく、
もしもの時に、自分とチームを守るための備えを指します。
私自身、LTD制度という仕組みに支えられたことで、
焦らず、しっかりリハビリに取り組むことができました。
そして、もう一度現場に戻ることができました。
誰にでも“突然”は訪れます。だからこそ、
数百円の備えが人生を守ることもあるのです。
森友ゆうき