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青いユニクロ、成田空港にも登場｜店舗外装を変えるその真意と、組織に求められる“遊び心”
こんにちは！森友ゆうきです。
「青いユニクロ」、ついに成田空港にも登場しました。
外装まで青く染め上げたユニクロの新たな挑戦。この記事では、5月30日付の日経MJの内容をもとに、この動きの背景や狙いを読み解きます。
そして後半では、そこから着想を得た「赤いニトリ」「青いニトリ」という自由な売場発想について、店長の皆さん向けに提案していきます。
1. 外装が青い！？ユニクロの新しい挑戦
2024年、ユニクロが打ち出した新戦略が「青いユニクロ」。
通常は赤いロゴが印象的なユニクロが、外装そのものを青に変更するという大胆な取り組みです。
日経MJによると、この青いユニクロは現在、JR池袋駅・阪急大阪梅田駅など6店舗で展開。
今回、新たに成田空港にも5月30日から8月上旬までの期間限定でオープンしました。
2. なぜ「青」？狙いは“機能性訴求”と“場所”
この「青」は、ただの色変更ではありません。
そこには、極めて戦略的なマーケティング意図があります。
ユニクロが実施した調査によると、
「他人の汗やにおいが気になる場所」1位が『空港の移動・待機中』だったそうです。
そこで彼らは、
✔️ 抗菌防臭・通気性・接触冷感機能を持つ「AIRism（エアリズム）」
を主役商品に設定。
その上で、青という“清潔感・涼しさ”を連想させる色で、外観から商品コンセプトまで統一したのです。
つまり、ユニクロが仕掛けたのは、
「場所」「時間」「心理」に合わせて、“色と機能性”で価値を届ける提案。
これはもう、売場ではなく体験のデザインと言えるでしょう。
3. 森友の視点｜この自由な発想、「必要です」
さて、ここからは私・森友の視点です。
この記事を読んだとき、私は勝手にこう思いました。
「これ、ニトリでもやれば、おもしろい」
たとえば、駅ナカや空港に期間限定の“ポップアップ型店舗”を出すとします。
そのテーマを、「色」で分けるのです。
赤いニトリ（秋冬）、青いニトリ（夏）──
こう聞くだけで、売場の世界観がグッとイメージできませんか？
もちろん、これはニトリだけに限らず、どんな業種・売場でも応用可能です。
色＝テーマ＝売場体験として構成する“編集発想”は、まさに必要な視点です。
4. ◾️ 赤いニトリ・青いニトリ｜駅ナカで売場を“色”で構成する発想
ここからは、「青いユニクロ」の自由な発想を応用した提案です。
テーマは──色で空間を切り分け、期間限定で駅ナカにポップアップ出店するニトリ。
🔴 赤いニトリ（秋冬）
- 出店時期：10月〜12月（帰省・年末年始需要）
- 設置場所：JR新宿駅、名古屋駅、福岡空港などの大型ターミナル
- テーマ：ぬくもり、団らん、家族の時間
- 主な商品例：こたつ、毛布、加湿器、ヒーター、冬用カーテン
- 空間演出：木目・赤〜橙系の照明、ウッディな香り演出
- 接客キーワード：
「“ぬくもり”を持ち帰る冬ギフト」
🔵 青いニトリ（夏季）
- 出店時期：5月〜8月（梅雨〜猛暑期）
- 設置場所：成田空港、品川駅、大阪駅などインバウンド＆ビジネス層の拠点
- テーマ：涼しさ、快眠、清潔感
- 主な商品例：Nクール寝具、除湿グッズ、冷感マット、圧縮寝具
- 空間演出：白〜水色基調のライト、ミスト・扇風機体験ブース、クールBGM
- 接客キーワード：
「旅先にも、自宅にも。ひんやりを持ち帰ろう」
5. なぜ「色」が効くのか？知っておくべき演出効果
「赤」「青」──このたった2色が、
人の体感温度・感情・行動に大きく影響することは、心理学的にも実証されています。
- 赤：暖かく感じる／購買意欲を刺激する／親近感が増す
- 青：涼しく感じる／冷静になる／清潔感を伝える
つまり、「色」は売場のコンセプトを言葉なしで伝える最強の装置です。
6. まとめ｜売場を“章立て”する視点を持とう
「青いユニクロ」は、
単なる装飾ではなく、“空間＝体験”として編集した売場です。
この考え方は、私たちの現場でも活かせます。
店舗をブログのように章立てし、「赤の章」「青の章」と売場を構成する発想。
それは、“遊び心と構成力”の証明です。
”商品を売る”時代から、”体験を編集する”時代へ。
お付き合いいただきありがとうございました。
森友ゆうき
