おすすめ度★★ 導く力

高単価になるお客様ほどリピーターになる!? 客単価アップに効く行動心理とは?

投稿日:2025年4月21日 更新日:

高単価になるお客様ほどリピーターになる!? 客単価アップに効く行動心理とは?

こんにちは!森友ゆうきです。

「高い商品をすすめると、お客様に嫌がられるんじゃないか?」
そう思って、ついお得な商品ばかり提案していませんか?

実はそれ、接客としてはもったいないかもしれません。

行動心理学の観点から見ると、客単価が高い商品を買ったお客様ほど、満足度が高まり、リピートにつながりやすいという事実があります。

今回は、「高単価商品 × 顧客満足 × 再来店」の関係性について、行動心理の仕組みをもとにわかりやすく解説します。


なぜ「高単価を選んだ人」はリピートしやすいのか?

1. 自己正当化バイアスが働く

人は高い買い物をしたとき、「自分は良い選択をした」と思いたくなる心理(認知的不協和の解消)が働きます。

たとえば高級な美容液を購入したお客様は、「肌がきれいになった気がする」と感じやすくなり、継続的な使用や再購入につながりやすいのです。

高額な買い物をした人ほど、自分の選択を肯定し、また同じ店を選びやすくなる。

2. 「値段=価値」という思い込み

価格が高い商品は、無意識に「品質が良い」と認識されやすい傾向(ヒューリスティック効果)があります。

同じ効果の商品でも、980円より2,500円の方が「効きそう」と思えるのが人間心理。

高単価商品の提案は、お客様の“自尊心”を満たし、満足感を高める接客になる。

3. 「割引」より「満足」で記憶に残る

一時的な割引や特価商品は、インパクトはあるものの、記憶に残りにくいもの。

一方で、「良い商品に出会えた」「自分に合うものを選べた」という体験は、長期記憶に刻まれ、再来店の動機になります。

→ 単なる安売りではなく、「満足度を高める接客」がリピーターを育てるカギ。


店舗で使える!心理に基づいた接客アプローチ

● 「未来」を描く提案をする

高単価商品の提案は、単に「高い商品を売る」のではありません。

例:
「この美容液、肌の水分量が整うので、3ヶ月後の化粧ノリが変わってきますよ。」

価格ではなく、効果×時間軸で未来を見せることで、お客様は納得して購入しやすくなります。

● 「選ばせる」ことで主導権を渡す

押し売りにならないためには、お客様に選択肢を提示し、自分で選んでもらうことが重要です。

例:
「こちらはコスパ重視のタイプ。こちらはリッチケアでしっとり感が持続します。どちらを重視されますか?」

選択の自由を感じてもらうことで、満足度も上がり、リピートにも繋がります。


まとめ|高単価こそ“心の満足”を生む

「高いから売れない」と思い込むのではなく、高単価商品こそ、お客様の自己肯定感と満足感を高める重要なツールです。

売上のためだけではなく、「このお店に来てよかった」という体験を提供するために、
価値の高い商品提案に自信を持ちましょう。

客単価アップは、単なる数字の話ではなく、「お客様の心を動かす」接客から始まります。


あわせて読みたい|売上を構成する7つの公式とは?

今回の「客単価」も、売上を伸ばすための重要な要素の一つです。
売上をさらに体系的に理解したい方は、こちらの記事もぜひご覧ください。

▶ 売上の公式を分解して考える|客数×客単価だけじゃない売上の方程式


高単価商品を紹介するたびに、お客様が後ずさるような空気、感じたことはありませんか?

高単価商品を選びたくなる言葉の使い方|NLPに学ぶ販売心理

店舗の客単価をアップさせるためのオススメ本

不景気でなかなかお客さんが集まらない。いろんなサービスを試みているがリピーターが集まらない。そんな悩みを解消するための本。売上を上げる手法である、客単価を上げてリピート率と紹介率を高める技術を公開。

アマゾン公式「お客様はもう増えない!だから接客で客単価を上げなさい」


初回投稿日 2025年4月21日/森友ゆうき

今日読まれている記事TOP5

店長のお悩み・ご感想はこちら

✅気になるテーマのアイコンをタップしてね!

"現役店長育成講師"が伝える、店長の魅力を高める「6つの力」

-おすすめ度★★, 導く力
-, , , , , , , , ,

Copyright© 店長力向上のすすめ , 2025 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.