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高単価になるお客様ほどリピーターになる!? 客単価アップに効く行動心理とは?
こんにちは!森友ゆうきです。
「高い商品をすすめると、お客様に嫌がられるんじゃないか?」
そう思って、ついお得な商品ばかり提案していませんか?
実はそれ、接客としてはもったいないかもしれません。
行動心理学の観点から見ると、客単価が高い商品を買ったお客様ほど、満足度が高まり、リピートにつながりやすいという事実があります。
今回は、「高単価商品 × 顧客満足 × 再来店」の関係性について、行動心理の仕組みをもとにわかりやすく解説します。
なぜ「高単価を選んだ人」はリピートしやすいのか?
1. 自己正当化バイアスが働く
人は高い買い物をしたとき、「自分は良い選択をした」と思いたくなる心理(認知的不協和の解消)が働きます。
たとえば高級な美容液を購入したお客様は、「肌がきれいになった気がする」と感じやすくなり、継続的な使用や再購入につながりやすいのです。
→ 高額な買い物をした人ほど、自分の選択を肯定し、また同じ店を選びやすくなる。
2. 「値段=価値」という思い込み
価格が高い商品は、無意識に「品質が良い」と認識されやすい傾向(ヒューリスティック効果)があります。
同じ効果の商品でも、980円より2,500円の方が「効きそう」と思えるのが人間心理。
→ 高単価商品の提案は、お客様の“自尊心”を満たし、満足感を高める接客になる。
3. 「割引」より「満足」で記憶に残る
一時的な割引や特価商品は、インパクトはあるものの、記憶に残りにくいもの。
一方で、「良い商品に出会えた」「自分に合うものを選べた」という体験は、長期記憶に刻まれ、再来店の動機になります。
→ 単なる安売りではなく、「満足度を高める接客」がリピーターを育てるカギ。
店舗で使える!心理に基づいた接客アプローチ
● 「未来」を描く提案をする
高単価商品の提案は、単に「高い商品を売る」のではありません。
例:
「この美容液、肌の水分量が整うので、3ヶ月後の化粧ノリが変わってきますよ。」
価格ではなく、効果×時間軸で未来を見せることで、お客様は納得して購入しやすくなります。
● 「選ばせる」ことで主導権を渡す
押し売りにならないためには、お客様に選択肢を提示し、自分で選んでもらうことが重要です。
例:
「こちらはコスパ重視のタイプ。こちらはリッチケアでしっとり感が持続します。どちらを重視されますか?」
選択の自由を感じてもらうことで、満足度も上がり、リピートにも繋がります。
まとめ|高単価こそ“心の満足”を生む
「高いから売れない」と思い込むのではなく、高単価商品こそ、お客様の自己肯定感と満足感を高める重要なツールです。
売上のためだけではなく、「このお店に来てよかった」という体験を提供するために、
価値の高い商品提案に自信を持ちましょう。
客単価アップは、単なる数字の話ではなく、「お客様の心を動かす」接客から始まります。
あわせて読みたい|売上を構成する7つの公式とは?
今回の「客単価」も、売上を伸ばすための重要な要素の一つです。
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▶ 売上の公式を分解して考える|客数×客単価だけじゃない売上の方程式
高単価商品を紹介するたびに、お客様が後ずさるような空気、感じたことはありませんか?
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初回投稿日 2025年4月21日/森友ゆうき