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新入社員研修講師として一歩踏み出すあなたへ|現場で役立つ“教え方の本質”
こんにちは!森友です。
今回は、現在7年「社内講師」をしている経験を活かしてブログにまとめます。
「講師を任されたけど、自信がない…」
「どうやって伝えればいいか不安…」
そんな想いを抱きながら登壇に向かうあなたに、
元店長であり、社内講師でもある私からお伝えしたいことがあります。
このページでは、私自身の登壇経験と社内でまとめた『講師バイブル』をもとに、
現場で役立つ“教え方の本質”をお届けします。
講師の9割は「在り方」で決まる
講師は、ただスライドを読み上げる人ではありません。
会社の方針や初めに知るべき知識を次世代に伝える“教育者”です。
- 自分の言葉で語れているか?
- この研修の意義を本気で信じているか?
- その想いが、受講者に届くか?
あなた自身が納得し、信じていることを、自分の言葉で語ること。
それが、伝わる講義の第一歩です。
内容より「伝え方」で差がつく
同じスライドでも、伝える人によって印象はまったく変わります。
声に張りがある、語尾をしっかり言う、視線を配る――
こうした小さな積み重ねが「この人の話は信用できる」と思ってもらえる要素になります。
話す内容そのものよりも、「どう伝えるか」が信頼感を左右します。
“場”をつくるのも講師の仕事
講義の雰囲気が硬すぎたり、沈黙が続くと、学びは深まりません。
- 拍手でワークを締める
- 班の間を歩いてアイコンタクトを取る
- ホワイトボードにキーワードを書いて承認感を与える
こうした「場づくり」の小技が、受講者の集中と安心を引き出します。
不安なときこそ、テキストは“味方”になる
初めての登壇で、内容をすべて覚える必要はありません。
テキストを持って話すこと自体は悪いことではありません。
ただし、目線をずっと下に向けたままでは伝わりにくいのも事実です。
新入社員は特に敏感です。「自信なさそう」「大丈夫かな?」と不安に感じさせないためにも、
“目線を上げて話す余裕”を持てるよう、以下の準備をおすすめします。
- テキストの流れ・要点をざっくり把握しておく
- ワークは1度、自分で体験しておく
- ページを飛ばすときは一言添える(例:「今日は時間の都合でここは割愛します」)
テキストは「安心材料」ですが、目を上げて話せば「信頼材料」になります。
参考:締めの言葉「社会人としての一歩を、同期とともに。」
この研修は、知識を得るだけでなく、“同期”という一生の仲間に出会える場でもあります。
これから現場に出て、全国を飛び回り、不安な日々もあると思います。
そんなとき、支えになってくれるのが、同期です。
一緒に悩み、励まし合い、ときには笑って乗り越える。
社会人としての成長には、「ともに歩む存在」が不可欠です。
「大変だったけど、振り返ると楽しかった」
「あのときの仲間がいてくれて本当に助かった」
1年後、きっとそう思えるはずです。
そして数年後、この中の誰かが今度は講師としてこの場に立ち、
次の新入社員を迎える日が来るかもしれません。
その日が来ることを信じて、
私の講義、そしてこのメッセージを締めくくります。
講師に挑戦するあなたを、心から応援しています!
あなた自身を信じて頑張ってください!