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伝わる講義の極意。社内講師が意識すべき“話し方とジェスチャー”の技術とは?
こんにちは!森友です。
今日は、新入社員研修の講師を何度か経験した方向けに、中級編「伝わる」講義をつくるための“話し方とジェスチャー”のコツをお伝えします。
ただ説明するだけでなく、受講者の心を動かし、記憶に残す。
そんな講義には、ちょっとした「伝え方」の工夫が欠かせません。
■ なぜ「伝え方」が重要なのか?
私たち社内講師にとって、どれだけ内容が良くても、「伝わらなければ意味がない」と言っても過言ではありません。
特に新入社員のように、会社の言葉や仕組みにまだ慣れていない受講者にとっては、「話の分かりやすさ」が大きな安心材料になります。
「何を言うか」より「どう伝わるか」。
これこそが、社内講師の伝える力の核心です。
■ 声の“張り”が説得力を生む
実は、滑舌の良さよりも、声の“張り”の方が、聞き手に与える影響は大きいんです。
少し緊張していても、声に張りさえあれば「前向きな印象」を持ってもらえます。
講義の冒頭こそ、意識して声を張ることで、第一印象が変わりますよ。
■ 語尾まで言い切るだけで印象アップ
「〜と思います...」「〜していきます...」と語尾が曖昧だと、自信がないように受け取られてしまいます。
最後の一文字まで、しっかりと言い切る。
これだけでも説得力がグッと増します。
■ 視線を配れば集中が生まれる
スティーブ・ジョブズのプレゼンが印象に残る理由のひとつに、「見られている」と感じさせる視線があります。
特定の受講者に目線を送ることで、「自分に話してくれている」と感じ、集中力が高まります。
■ ジェスチャーで“視線を揃える”
スライドを指差しながら「この図を見てください」と言うと、受講者の視線が一斉に前を向きます。
ジェスチャーは、受講者の意識を一箇所に集中させる力があるんです。
■ 感情を込めた動作は、心に残る
「お客様が喜んでくださると…こう、気持ちが上がりますよね!」
こんなふうに、手を上げながら話すと、聞き手の共感が生まれやすくなります。
感情を込めたジェスチャーは、言葉の説得力を何倍にも引き上げてくれます。
■ 立ち位置や「間」も、伝える力
話すときに少し“間”を取る、動きを止めてから話し出す──こうした「緩急」も立派なジェスチャーです。
講義が一本調子になってしまう…というときは、「間の力」をぜひ試してみてください。
■ まとめ|伝える力は、意識すれば必ず伸びる
話し方も、ジェスチャーも、特別なスキルではありません。
ちょっとした意識と、少しの練習で、誰でもグッと“伝わる講義”に近づけます。
経験を重ねた今だからこそ、一歩先の「伝える技術」を。
次の登壇で、ぜひ一つでも実践してみてくださいね。