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掛け合わせが“強み”になる時代に──森友ゆうきのプロフィール
こんにちは。森友ゆうきです。
私はこれまで、小売・サービス業の現場で「店長」「エリアマネジャー」という立場を20年以上経験してきました。
現在は、全国のチェーンストア店長・部門マネジャーに向けた人材育成研修を設計・運営・講師として届ける仕事をしています。
でも、私の強みは“肩書き”ではなく、これまでの経験を掛け合わせてきたことにあります。
キャリアの歩み|現場と本部を行き来しながら
大学を中退し、カラオケ業界に飛び込んだのが20代前半。
東京の国立店から始まり、池袋店まで5店舗で店長を経験しました。
26歳最年少でエリアマネジャーに就任。
当時売上日本一であった新宿歌舞伎町店を筆頭に、中央線エリア14店舗が管轄でした。
数字を追い、成果を出し、上に上がる——そんなマネジメント一辺倒の中で、
「このまま本当に人は動き続けるのか?」「このチームで社員は幸せか?」という疑問を抱くようになりました。
転職・挫折・復活|“店長を育てたい”という本音
28歳で独立を目指し、会社を退職。
東洋医学を学びながら、足つぼマッサージの現場に立つも、経営者としての力量に限界を感じて一度撤退。
30歳で再び会社員(小売業界)に戻り、現場社員から再スタート。
副店長・店長・エリアマネジャーとなり、現在は本部にて研修講師として活動中です。
このようにして、私は「もう一度、現場をよくする人になりたい」と思うようになりました。
脳梗塞と“もう一度働く”という挑戦
若手社員へのチェーンストア理論研修から店長向けリーダーシップ研修へと講師登壇も順調だった2023年1月、私は突如、脳梗塞を発症し、入院生活に入りました。
発症2週間後、都内急性期病院の医師からはこう告げられていました。
「死んだ脳は生き返りません」
「元通りに回復はしないでしょう」
MRIで映し出されたのは、脳の右上に大きな飴玉ほどの壊死部位。
半年後に退院はしたものの、左半身麻痺と構音障害(呂律の不調)が残り、リハビリ通院が始まりました。
”障害者としての私”と向き合うリハビリ生活
47歳にして、私は障害者となり、「上肢3級・下肢7級」の障害者手帳を受け取りました。
左手はまったく動かず、手を前に出す感覚すらわからない。
9カ月以上、まるで“命令が届かない身体”と向き合う日々が続きました。
しかし、発症から1年が経った頃、神経が指先へとつながり始めたのです。
死んだ脳は生き返らないけど、動かす念力のような意識は繰り返すことで徐々に繋がるようです。自らの体験で証明できました。
そして2025年1月末、会社に復帰。
今も左半身に麻痺は残っていますが、医師からは「麻痺患者の限界値まで回復した」との証明を受けています。
この経験も、私の「掛け合わせの一部」です。
意識があるところにエネルギーは流れる
これは、40代で学び始めた”NLPの前提”18個の中の1つです。
復帰できたのは、周囲の様々なサポートのお陰であると共に、当時の自己育成が影響しているはずです。
そして、”かつての自分を取り戻すため”に始めたのが、今ご覧いただいているこのブログです。
2025年3月末に再開し、今では趣味であり、生きがいの1つになっています。
掛け合わせが“強み”になる時代
ひとつのスキルや肩書きでは、人の魅力を語れない時代になりました。
「販売が得意」「教育が好き」「心理に詳しい」——
どれか1つではなく、それらをどう組み合わせるかが、本当の“強み”になる。
私自身、現場での店長経験にくわえて、
・教育担当としてのチェーン仕組み化視点
・心理学やお金の学びを通じた“心の扱い方”
・離婚や脳梗塞、極度の過緊張といった「一度止まった経験」
を重ねてきました。
掛け合わせとは、過去の“違った自分”たちをつなぎ直すこと。
「バラバラだと思っていた経験」が重なったとき、人は唯一無二になります。
学びと実践|“心”に強い教育者へ
私は、心理学のひとつであるNLP(神経言語プログラミング)を学び、全米NLPマスタープラクティショナーの資格を取得しました。
NLPとは、カウンセリングやコミュニケーション改善に使われる実践心理学です。
「なぜこの人には言葉が届くのか」「なぜ相手によって反応が変わるのか」——
その“無意識のパターン”を言語と行動から読み解き、変化をつくる技術です。
また、世界No.1コーチとして知られるアンソニー・ロビンズ氏のセミナーにも2019年に参加し、
「信念が行動を変える」というNLPの本質をライブ体験で深く学びました。
さらに2025年の今は、東洋思想を学んでいます。普通1000年前の本など文字がわからず読めません。
それがどのように受け継がれたのか、普遍の思想には私たちが追い求めている”本質”が必ずあります。
孔子・孟子・易経など、2000年以上受け継がれる叡智を通じて、
「人が変わるとは何か」「リーダーとは何か」を答えを問い続けています。
ブログの目的|“店長を、もっと幸せに”
このブログでは、私自身の体験や学びをベースに、
現場で悩む店長たちが“言語化”されることでスッと前に進めるようなヒントをお届けしています。
教えても育たない。
声をかけても動かない。
数字は出してるのに評価されない。
そんな「現場あるある」に、リアルに・優しく・でも理論的に寄り添いたい。
その想いで、「店長の魅力を高める6つの力」という軸からブログを発信しています。
店長になった“その先”にあるものは何か?
「店長になってこの後なにをすればいいだろう?」
そんな不安を抱えた人を、私はたくさん見てきました。
売上、利益、ストアコンディションを上げることは大事。
でも、それ“だけ”では心がついていかないのも現実です。
「何かが違う」「もっと意味のある仕事がしたい」
そんな想いを抱えたときに、次の一歩を踏み出すための視点を、私は届けたいと思っています。
最後にひとこと
今回は、多くのカミングアウトをしました。
でもそれは、誰にも言えない気持ちこそ、誰かの力になれるかもしれないと思ったからです。
このブログが、あなたの“次の一歩”を少しでも軽くするヒントになれば——
それが私にとって、いちばんの幸せです。
幸せな店長像を一緒に見つけに行きましょう。
森友ゆうき
森友の前職時代のストーリーを紹介
森友ゆうきの実話|憧れの店長が、部下になった日——26歳マネージャーの過ち
私はこれまで、何百人もの店長やマネジャーと向き合ってきました。
その中でよく聞く悩みのひとつが、「自分にはこれといった強みがないんです…」という声。
でも実は、“強みがない”と感じている人ほど、伸びしろがあるんです。